肝不全用経腸栄養剤とBCAA顆粒の対象は原則的に異なるため、使い分けが必要である。
・肝不全用経腸栄養剤(アミノレバン)は肝性脳症の覚醒後や既往を有し,蛋白不耐症を伴う慢性肝不全例に投与します。アミノレバンは1包200kcalです。(アミノレバン3包/dayなら620kcal程度)
・BCAA顆粒製剤(リーバクト)は,食事摂取が十分にも関わらず低アルブミン血症を示す例に投与するのが原則です。 リーバクトは1包16kcalしかないので、これでカロリーを補うことは難しい。
食事が食べられている人はリーバクトで、食欲がなく食べることが出来ていない人はアミノレバンでカロリーを調整する。また、経腸栄養剤は就寝前エネルギー投与(LES)として投与することもできる。
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