コーラで歯が溶ける理由

過去つぶやきまとめ

 

コーラ飲むと歯が解けるという小学生が怯えそうな都市伝説あるけどアレってある意味本当らしい。

 

歯の表面のエナメル質はヒドロキシアパタイトという物質で出来ているんだけど主成分はリン酸カルシウム。pH5.5以下で溶けてリン酸イオンやカルシウムイオンが漏れ出す(=脱灰)。そしてコーラのpHは2.2…!

 

コーラを飲んで歯が脱灰している時に歯磨きすると不可逆的に歯が削れてしまう。だからコーラなどのpHの低いものを飲んだら30分以上は間をあけた方が良い。らしい

 

 

時間をあけるとなぜ良いのかというと、口腔内のpHが5.5以上に戻ると一度溶けたリン酸イオンやカルシウムイオンが再びエナメル質に取り込まれて再石灰化が起こるから。つまり元の状態に戻る。

 

ちなみにコーラで歯が溶けるというのは虫歯で歯が溶けるのと大して変わらない。虫歯で溶けるのは歯垢の中にいる嫌気性の虫歯菌が糖を分解して乳酸を作り、それがpH5.5以下なのでコーラ同様エナメル質を溶かして穴ができてしまうという話。

尚、虫歯菌はグルカンという糖シールドを分泌するので唾液によるpH緩衝作用が無効…!

 

 

勿論コーラは酸性飲料のボス格とは言え、他にもpH5.5以下の飲み物は大量にある。

物の本によると

レモン2.1

コーラ2.2

ワイン2.3

ピクルス2.5

オレンジジュース2.8

ぶどう3.3

スポーツドリンク3.5

ビール4.0

などなど。

 

つまりは、コーラだけでなく普通に食事をするとエナメル質の脱灰が起こるから食後すぐには歯磨きをしないほうが良い、もしくは水でよくすすいでから歯磨きしましょうということです。

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