ドレーン排液の性状とその術後変化

ドレーン排液の性状

 

外科手術の後に体内に溜まったの血液や膿、浸出液などを体外に排出することをドレナージという。ドレナージによって排出された液体の性状を見ることにより体内での異常を素早く察知することが出来る。

 

手術直後の経過としては血性→淡血性→淡々血性→淡黄色→淡々黄色と変化。通常、淡黄色になった時点の術後3~5日目でドレーン抜去となる。

 

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https://nursepress.jp/207124

 

もし術後しばらくしてから突然血性のドレーンになった場合はあらたな出血が生じた可能性があり緊急的な止血が必要になる場合もある。また、ワインレッド色になった場合は縫合不全や膵液瘻などの合併症の可能性があり、アミラーゼ値の足底や排液の培養、吻合部造影などの検査が必要になることもある。

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