ERでの危なそうな患者には「猿も聴診器」

状態の危なそうな患者には「猿も聴診器=さるもちょうしんき」という語呂合わせ的な合言葉があります。(救急医で有名な林先生由来?)

急変患者が来ると頭が真っ白になって何もできない…ということのないように最低限これはオーダーするようにという意味合いです。

 

さ:酸素

→低酸素状態は脳にダメージ。原因検索の前にまず酸素は必要。

る;ルート確保

→点滴を入れるための静脈血管を確保しておく。ここからアドレナリンなどの薬剤を必要に応じて入れることが出来る。

も:モニター

心電図やSpO2などを連続的にチェックするべし。

ちょう;超音波

超音波(エコー)。心臓の動き、腹水の有無、臓器損傷、色々わかるが術者によって練度に差あり。

しん;心電図

何故患者の状態が悪いのか。心臓に不整脈や心筋梗塞など原因がないかスクリーニング。

き;胸部レントゲン(ポータブル)

大動脈解離や緊張性気胸など死にうる病気をスクリーニングできる。

 

酸素とルートは治療目的

モニター、超音波、心電図、胸部レントゲンは原因検索目的

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