糖尿病治療で専門医に紹介が必要なケース

糖尿病というのは内科においては最もありふれた疾患の1つであり、プライマリ・ケア医が診ることも多いし、それなりに診られる必要がある。

一般に、糖尿病内科専門医に紹介するべき糖尿病は次の通り。

◯1型糖尿病:絶対的にインスリンが必要な状態。
◯高血糖クライシス:糖尿病性ケトアシドーシスや高浸透圧高血糖症候群の場合など。入院加療が必要。
◯インスリンの導入:二型糖尿病におけるインスリン導入は早期に開始していれば途中で離脱できることも多い。不慣れな場合は導入だけでも専門医に紹介する。
◯妊娠(妊娠してからではなく、その前に紹介。)
◯血糖コントロール不良が続く場合

最も迷われるのがこの項目。複数の経口血糖降下薬を併用してもHbA1c8%以上が3ヶ月〜6ヶ月以上続く場合は専門医紹介が必要。薬剤の変更やインスリンの導入、栄養指導、糖尿病教育入院など検討してもらう。

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