アタラックスPは第1世代ヒスタミン薬でポララミンと同じ立ち位置にある薬で睡眠作用があるため鎮静目的にしばしば用いられる。
病棟でせん妄患者が発生したときに「寝かせるためにアタラックスPをオーダーして下さい」と言われたこともあるがアタラックスPには抗コリン作用があるためむしろせん妄誘発する作用がある。よってアタラックスP単独でせん妄の治療を行うのは推奨されない。ベンゾジアゼピン系薬剤も同様であるが、もし使用するのであればセレネースなど抗精神病薬と一緒に投与することが望ましい。
*アタラックスPの投与:25mg/分未満で出来るだけゆっくりと投与
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