腋窩リンパ節腫大への対応

リンパ節腫大の一般的対応

(腋窩リンパ節の診察方法)腋窩リンパ節は胸壁の直上の深いところにあるため、患者に少し痛がられるかもしれないが、指を入れて胸壁に沿う形で下方に触知していく。

腋窩リンパ節には前腕および上腕、乳房、胸壁からのリンパ流が集まる。上腕側に沿ったリンパ節腫脹であれば上肢からの炎症を示唆。一方で大胸筋に沿ったリンパ節腫脹であれば乳がんを示唆する。女性であれば脇の剃毛処理による皮膚病変の有無も確認するべきである。

腋窩リンパ節腫大の原因として

✅悪性腫瘍(乳がん、悪性リンパ腫)

✅皮膚疾患(猫ひっかき病、リーシュマニア症、野兎病)

○猫ひっかき病=バルトネラ-ヘンセレ(Bartonella henselae )という細菌を持っている猫に咬まれたり、ひっかかれたりして、傷付いた部分で、3-10日で丘疹・水疱を生じたり、化膿したり、受傷の約2週間後から数週間から2年間にわたりリンパ節が腫れる。引っかかれてから腫れるまで少しタイムラグが有る。

✅ワクチン接種後などの反応性リンパ節腫脹

✅術後の合併症

など。

また追記します。

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