胃管を挿入したまま食事開始してよいのか?

経口摂取が出来ず経鼻胃管を挿入している患者でも、全身状態が改善し嚥下機能も改善してくると食事摂取開始することがある。しかし食事開始が本当に大丈夫かどうかわからない時は経鼻胃管を挿入したまま食事開始をすることがある。注意点としては、経鼻胃管は細いほうが経口摂取の邪魔にならないので望ましい。一方で、細いほどコシがなくて挿入しづらく、また栄養剤や薬剤がチューブ内で閉塞してしまうリスクが有る。胃管挿入のままの経口摂取は食塊の咽頭残留に悪影響があるが、12Fr以上の太いチューブよりも10Fr以下の細いチューブのほうが嚥下への悪影響は少ないとされている。

 

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