B型肝炎ワクチンについて

✅ワクチンの種類

ビームゲン、ヘプタバックスの2種類がある。

ビームゲンはgenotype Cに、ヘプタバックスはgenotypeAをもとに作らている。

互換性に特に問題はなく、どちらで打ち始めても良い。

✅ワクチンは何回受ける?

4週間間隔で2回、2回めから4−5ヶ月経ってから1回追加で合計3回摂取する。

(1回目と2回目は27日以上あける、3回目は1回目から139日以上あける、2回目と3回目は6日以上あける)

✅ワクチン接種後の抗体検査は必要か?

・ある報告ではHBVワクチン3回接種後の抗体陽性率は64%しか無いと。

・ワクチンの添付文書(2010年4月改訂版)では3回めの摂取1−2ヶ月後を目処に抗体検査を行い、HBs抗体が獲得されていない被接種者には追加接種を考慮するとのこと。

✅ワクチンで一度抗体が出来たが、その後抗体が消失した場合

ワクチン接種後は90%の成人は抗体を獲得するが、時間経過とともに減衰することが知られている。ワクチンによる抗体が陰性化しても、1回の追加接種により抗体価は再び上昇することが知られており、HBs抗体が陰性化していれば、B型肝炎ワクチンの追加接種を受けることが推奨されている。(by厚生労働省)

一方、海外では、一度ワクチン接種すれば抗体価が低下したとしてもB型肝炎の発症が認められないことや、Hbs抗体を獲得すると20年以上に渡って、急性肝炎や慢性のB型肝炎の発症予防効果が認められていることから、経時的に抗体測定や追加の摂取は不要という考えもある。

追記します・・。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

コメント

コメントする

目次