外傷– category –
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野良犬に噛まれましたが大丈夫でしょうか?
野良犬に噛まれましたが大丈夫でしょうか?に対する説明。 日本国内で狂犬病が最後に報告されたのは1956年であり、現在では事実上撲滅されている。日本で見知らぬ犬に噛まれても狂犬病を心配する必要はない。狂犬病ウィルス自体が存在してない(確認... -
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肩鎖関節脱臼への対応@救急外来
肩鎖関節脱臼への対応 肩鎖関節とは 肩鎖関節は鎖骨と肩甲骨の間の関節のことで、この関節の安定性は肩鎖靱帯(肩峰と鎖骨の間)、烏口鎖骨靱帯(烏口突起と鎖骨の間)、三角筋・僧帽筋(鎖骨の外側につく筋肉)により保たれている。 画像参照:http:/... -
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完全骨折と不全骨折の違い
骨折は骨折線によって完全骨折と不全骨折に分類される。 完全骨折とは 骨の連続性が完全に失われた状態。粉砕骨折、横骨折、斜骨折、らせん骨折などがある。 横骨折の一例:骨の短軸方向に骨折が起こり連続性がなくなっている。 画像参照:http://blog... -
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鎖骨骨折への対応(+画像)
【鎖骨骨折の単純レントゲンの一例】 画像引用:http://healthil.jp/16204 【受傷機転】 典型的には肩から転倒、鎖骨の直接強打など 【身体所見で見るべきもの】 視診で変形、腫脹、擦過傷、斑状出血の有無 圧痛点の有無と部位 神経症状の確認(腕神... -
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外傷後にお風呂、お酒、タバコがだめな理由
捻挫や打撲、骨折など外傷後にお風呂、お酒、タバコがだめな理由 入浴は体温が上昇することにより熱を放散するために末梢血管が拡張して全身の血流がよくなる。すると受傷部位での血流も増大して炎症が増強される。患者には「シャワーはOK!」「湯船に浸... -
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鼻骨骨折への対応
鼻骨骨折への対応 ●受傷機転 スポーツ外傷、転落、自動車事故が多い。 ●身体所見 鼻骨骨折があれば通常明らかな鼻の変形を認め、鼻と眼窩周囲組織の浮腫と斑状出血を認める。また触診で鼻骨の軋音、陥凹、不整を認めれば鼻骨骨折の可能性が高い。 ●単純... -
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顔面外傷患者への対応
顔面外傷患者への対応 ・鎖骨より上に外傷あれば頚椎損傷を常に考える。 ・出血や腫脹が激しければ気道閉塞のリスクがあり気道確保を検討する(挿管困難であれば輪状甲状間切開) 【バイタル】 体温、血圧(外出血があればまず止血)、SpO2(気道の確... -
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頸部捻挫(むちうち)へのアプローチ
頸部捻挫(むちうち)へのアプローチ 【受傷機転】 典型的には自動車の後部から衝突された時、頸が急激に伸展、屈曲することにより頸部痛が出現する。障害部位としては椎間関節、椎間板、椎間靭帯、頸筋、神経根などが傷害されうる。 https://jico-pro.c... -
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肩・上腕の外傷へのアプローチ(編集中)
・外傷全般的な話 受傷機転を必ず聞く(内科的疾患が隠れてないか) 四肢外傷であれば患側と健側を比較する 変形、疼痛、圧痛、叩打痛、腫脹の確認 (特に骨折部は軽く叩いても痛む) 感覚障害の有無を確認 運動障害の有無を確認 循環障害の確認 ・脱臼... -
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胸部外傷で考えるべき病態のゴロ
胸部外傷へのアプローチ ・まずは外傷初期診療のABCDE A:気道 B:呼吸 C:循環 D;中枢神経 E:脱衣と体温管理 ・胸部外傷のプライマリーサーベイで見逃してはならないもの (タフな3X)→超緊急 心タンポナーデ(cardiac tamponade) 気道閉塞(airwa...