外科– category –
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bleedingとwheezingの違い
似た言葉の定義の違い ✅beedingとは血液が血管の外へ出ることで、体内での出血と体外への出血とがある。 血管の連続性が物理的に破綻して起こる出血。 圧迫や結紮などの外科的な処置を行わないと止血は難しい ✅oozing(ウージング)とはにじみ出るよう... -
虫垂炎で抗生剤で様子を見ていいパターン
急性虫垂炎を疑ったら基本的にはすぐに外科にコンサルト が、外科医に連絡が取れない・取りにくい時の対応 急性虫垂炎かどうかの判断にはAlvaradoスコアなどを参考 ✅Alvarado score: 以下の8項目(合計10点満点)中5点以上であれば虫垂炎が疑われる... -
外科手術中に色素を投入するのは何故か
外科手術中に色素を投入するのは何故か インジゴカルミンやメチレンブルーといった色素を手術中に静脈投与することがある。静脈に入った色素は心臓に還ってまた動脈血から腎臓に行き、濾過されて尿中に排泄される。もし注射した色素が腹腔内に漏れ出るよ... -
術後抗菌薬予防投与はいつまで行うべきか
術後抗菌薬予防投与はいつまで行うべきか 侵襲的な外科手術の後は感染症リスクが上昇するために予防的に抗菌薬投与を行う。術後24時間以内に予防的抗菌薬投与は終了してよいというエビデンスが多くあるが、実際の臨床では術後2−3日間投与され続ける... -
術前抗菌薬予防投与で何を選択するか
外科手術では手術部位が微生物に暴露するために感染リスクが常に付きまとう。CDCの定義では手術から30日以内(人工物を留置する手術の場合は90日以内)に発症する手術部位の感染症を手術部位感染(SSI)としている。 感染の予防のために術前抗菌薬投... -
モノポーラとバイポーラの違い
モノポーラとバイポーラの違い 電気メスはメスの先端を患者に当てることによって高周波電流を流し、ジュール熱を発生させることが出来る。熱により細胞内液を蒸発させて細胞を破裂させる切開作用や、60度以上に加熱してタンパク変性による凝固作用を生... -
クーパーとメッツェンバウムの違い
クーパーとメッツェンバウムの違い クーパーはいわゆるハサミ。糸切りバサミと呼ばれることもあり、外科手術においては血管を縫合した後の糸を切るために用いられる。直剪刀の先端が曲がった形をしている。また組織を押して術野を確保するためにも頻用さ... -
両手結び、片手結び、器械結びの違い(+動画紹介)
糸結びは外科処置において必須の手技である。糸結びは皮膚や筋膜など損傷などにより離れた組織を縫い合わせるために行うが、強く結びすぎると組織の血流が悪くなり生着が悪くなり、逆に弱く縫合してしまうと縫合不全の原因になる(特に消化管縫合における... -
術前のヘパリン置換とは何か
ヘパリン置換とは何か 脳梗塞既往や心房細動などの患者は血液が固まって血栓症を起こしてしまうリスクが有る。そこで血液が固まらないように抗血小板薬や抗凝固薬などいわゆる血液をサラサラにする薬を服用していることが多い。 抗血小板薬や抗凝固薬を... -
ドレーン排液の性状とその術後変化
ドレーン排液の性状 外科手術の後に体内に溜まったの血液や膿、浸出液などを体外に排出することをドレナージという。ドレナージによって排出された液体の性状を見ることにより体内での異常を素早く察知することが出来る。 手術直後の経過としては血性→...
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