外科– category –
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縫合糸のサイズと選択
縫合糸の太さはUSP(アメリカ薬局方)の基準が用いられている。 対応は以下の通り USPサイズと糸の直径の対応は以下の通り 4−0 : 0.15-0.199mm(糸の直径の最小〜最大径) 3−0 : 0.2-0.25mm 2−0 : 0.3-0.339mm 1−0 : 0.35- 0.399mm USP規格サ... -
有鈎鉗子と無鈎鉗子の違い
有鈎鉗子と無鈎鉗子の違い 鉗子とは外科手術において生体組織を保持するために用いられる道具であるが、先端に尖ったかみ合わせのあるものを「有鈎鉗子」、先端にかみ合わせのないものを「無鈎鉗子」という(写真参照)。 ・有鈎鉗子 基本的には皮膚や... -
吸収糸と非吸収糸の違い(縫合糸)
外科手術に用いられる縫合糸は吸収糸と非吸収糸に分けられる。 吸収糸は縫合後しばらくは張力を保持して組織を生着させる役割を果たすが、一定時間後に加水分解されて組織に吸収される。適応としては皮下組織や消化管、筋膜、胆道系、尿路系などである。... -
モノフィラメント(単糸)とブレイド(編糸)の違い
モノフィラメント 名前の通りmono(単)+filament(線)=単糸とも言う。 一本の線からなる糸であり表面が平らで細菌がつきにくい(感染が起こりにくい)。また表面がなめらかなために縫合の際に組織を傷つけにくい。ただし弾力が大きいために結びにくく、... -
大腸穿孔に大網充填しない理由
大腸穿孔に大網充填しない理由 イラスト引用:http://www.med.akita-u.ac.jp/~geka1/03-01.html 胃穿孔では大網を充填することで閉鎖を期待できるが、大腸穿孔症例に関して大網充填術を行うことは通常ない。胃の場合組織が分厚いので大網を充填するだけ...
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