脳神経– category –
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Barre徴候の検査法とその機序
バレー徴候とは何か(Barre's sign) 中枢性の運動障害、つまり上位運動ニューロンの障害(錐体路障害)による片側性の軽い運動麻痺のスクリーニング方法である。脳出血や脳梗塞などで上位運動ニューロンに障害が生じるとバレー徴候陽性となる。尚、軽度の... -
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神経原性筋萎縮と筋原性筋萎縮の違い
筋肉の体積が病的に減少することにより筋力低下をきたすことを筋萎縮という。 筋萎縮には筋を支配している神経が障害されることによる神経原性筋萎縮と、筋自体が障害されることによる筋原性筋萎縮の2つがある。 神経原性萎縮について… 代表的な疾患:A... -
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中枢神経と末梢神経、そして脳神経の違い
中枢神経と末梢神経、そして脳神経の違い 人の神経系は中枢神経と末梢神経に分類される。中枢神経系には更に脳と脊髄に、末梢神経は働きによって体性神経系と自律神経系に分類される。 中枢神経系とは… 脳と脊髄からなり、運動・感覚・自律機能などの生... -
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上位運動ニューロンと下位運動ニューロンの違い
■上位運動ニューロンと下位運動ニューロンの違い 運動指令を伝えるために大脳皮質から脊髄の前角細胞や脳幹の脳神経核まで軸索を伸ばし、シナプスを形成する中枢神経を上位運動ニューロンという。一方で、シナプスで上位ニューロンから運動の命令を受け... -
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脳神経12対とその覚え方・ゴロ
脳神経とは、神経系に属する器官で、脳から直接出ている末梢神経の総称。全部で12個もあり実に覚えにくい。 脳神経の主な働き・役割についておさらい 1番:嗅神経・・・嗅覚 →障害されると臭いがわからなくなる 2番:視神経・・・視覚動... -
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ALSの病態生理と4大陰性症状
筋萎縮性側索硬化症とその陰性症状のお話 ALSとは… 上位・下位運動ニューロンがともに変性し、徐々に全身の筋肉の萎縮が進行する原因不明の疾患。頻度は10万人に1人程。脊髄の側索(錐体路)の変性や前角(下位運動ニューロンの始点となる脊髄前角細... -
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除皮質硬直と除脳硬直の違い(GCS評価)
除皮質硬直と除脳硬直の違い 除皮質硬直も除脳硬直も共に伸展性対麻痺の一種であり、両側性の錐体路障害により生じる姿勢異常である。両側の下肢は痙縮によって また、除皮質硬直は上肢は屈曲位となり、下肢は股関節と膝関節が伸展し、足関節は底屈する... -
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脳神経についてまとめ
■脳神経の定義 末梢神経は中枢神経の指示にしたがい作動する。逆に中枢神経は末梢神経から情報を受け取ることが出来る。 この二つを接続する役割を担うのが脳神経と脊髄神経である。 脳神経・・・頭蓋骨の隙間を通って出入りするもの 脊髄神経・・・脊柱の...