経管栄養をしている患者で誤嚥がある場合、どうするか。
経管栄養は腸管粘膜の萎縮の予防およびbacterial translocationを防いでくれるので、禁忌がなければ推奨される(禁忌=腸閉塞、重篤な下痢、循環動態が不安定など)
1、経腸栄養投与時、90度坐位、ギャッジアップ30度になっているか
2、注入後、白湯で流す。そして30分〜1時間坐位のままでいる。
3、経腸栄養のスピードおよび投与量を減らしてみる(もしくはポンプを使った持続投与にしてみる)
4、メトクロプラミドなどの消化管運動促進薬を使ってみる
5、半固形化経腸栄養剤にしてみる
6、経管栄養の投与位置を幽門後投与にしてみる
💡誤嚥性肺炎の原因が逆流によるものなのか、それとも口腔内の汚染物質の誤嚥によるものかを鑑別することは難しい。脳血管障害で嚥下障害のある患者は唾液をうまく誤嚥することができず、誤嚥する。こういう場合はこうううケアを行うことで誤嚥の予防が可能である。逆流による肺炎の場合はメトクロプラミドなどの蠕動亢進薬を使う方法もある。
参考:
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