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ミヤBMとラックビーの違い
宮入菌(ミヤBM)とビフィズス菌(ラックビー)の比較 概要:宮入菌(ミヤBM:Clostridium butyricum MIYAIRI 588株)は酪酸菌と呼ばれる芽胞形成菌で、日本では整腸剤として古くから使われています。一方、ラックビー(ビフィズス菌製剤)は主にビフィドバ... -
循環器内科医の子どもが女児が多いというのは本当か?
放射線被曝と子供の性別比に関する研究まとめ 【低線量放射線被曝が子供の性別比に与える影響】 循環器内科医や放射線技師など、職業的に低線量の放射線にさらされる人々の子供の性別比について、国内外でいくつかの疫学研究が行われています。その結果は... -
ビーフリードの点滴漏れに対する皮膚創部の対応
高浸透圧輸液漏出による皮膚損傷のメカニズム 高浸透圧の輸液(例:ビーフリード®など)が血管外に漏出すると、周囲組織に深刻な損傷を与えます。漏出液の浸透圧が高いほど細胞内液を強く引き出し、細胞膜やタンパク質・DNAを直接損傷したり、活性酸素種の... -
中等度ASに対する治療・フォロー方針
中等度大動脈弁狭窄症(AS)に対する薬物療法と疾患進行の管理 【血圧管理と心不全治療】 中等度AS患者では、高血圧の適切な管理が重要です。後負荷の軽減によって脳卒中量が増加しうるため、無症状のAS患者でも高血圧の治療が推奨されています。血圧降下... -
ESBLの隔離と解除基準について
ESBL産生菌による感染症と隔離に関するガイドライン比較 【ESBL産生菌と感染対策の概要】 ESBL産生菌(基質特異性拡張型βラクタマーゼ産生菌)は、主に大腸菌や肺炎桿菌などが該当し、多くの抗生物質に耐性を示します 。このため、ESBL産生菌が原因となる... -
軽症COVID19に対する治療戦略
Covid-19軽症患者に対する治療アプローチ(2023年以降のエビデンス) 【抗ウイルス薬の使用適応(高齢者・軽症例)】 ▶ 高齢のみのリスクで治療すべきか: 高齢であること自体がCOVID-19重症化の最重要リスク因子の一つです 。そのため65歳以上の高齢者は、... -
血液培養MRSE陽性で考えること
MRSEはメチシリン耐性表皮ブドウ球菌の略称。 MRSAと同様ブドウ球菌の仲間であるが、コアグラーゼという血漿を凝固させる酵素を作るかどうかの違いがある。 黄色ブドウ球菌はコアグラーゼ陽性、表皮ブドウ球菌はコアグラーゼ陰性(コアグラーゼ陰性ブドウ... -
アルコール離脱症状の対応
いつ起こるか アルコール離脱症状は最終飲酒から6時間〜48時間以内に見られることが多い。 2週間程度立ってから発症することもあり、個人差がある。 離脱症状の分類 離脱症状は様々あるが、程度によって小離脱・大離脱に分けられる。 ・小離脱症状:動... -
ウェルニッケ脳症を疑ったら
ウェルニッケ脳症の定義 チアミン(ビタミンB1)欠乏による脳症。眼球運動障害・意識障害・失調を主徴とする。 3徴候すべて揃うことは少ない。 原因 アルコールの摂取歴が大事。アルコール多飲が代表的だが、アルコール無しで発症することもあるので注意... -
バセドウ病の診断と鑑別
バセドウ病の診断は①甲状腺中毒症状があること②TRAb陽性の2点で診断ができる。 本来は放射線ヨードで甲状腺接種率が高値であることで確定診断が必要であるが、検査の出来ない医療機関ではTRAb陽性でバセドウ病とみなして治療を開始している。 エコーでは...