-
脳神経
項部硬直の方法とその意義
項部硬直とは髄膜刺激症状に対するスクリーニング的検査方法。髄膜刺激徴候は髄膜炎やクモ膜下出血で見られる。 機序 髄膜炎などの感染症、あるいはクモ膜下出血によって髄膜が化学的、物理的に刺激されると疼痛が生じ、その痛みが起こらないような防御姿... -
代謝内分泌
尿ケトン体陽性の原因と意義
尿ケトン体陽性の原因と意義 ケトン体とは脂肪がβ酸化によって分解される時にできる副産物である。具体的にはアセト酢酸、βハイドロオキシ酢酸、アセトンが産生される。 尿中にケトン体があるということは当然血中のケトン体濃度が上昇していることを反... -
診断基準・スコア
溶連菌性咽頭炎の診断基準:centor criteria
溶連菌咽頭炎の診断基準 急性咽頭炎は細菌性とウィルス性に分けられる。80-90%がウィルス性と言われており抗菌薬の必要がないが、15%ほどは細菌性の咽頭炎である。 細菌性とウィルス性の鑑別、そして不必要な抗菌薬投与を防ぐための方法が以下のcentor ... -
血液
PT-INRの治療域と延長時の対応
◯ワルファリンはビタミンK依存性の凝固因子(Ⅱ因子、Ⅶ因子、Ⅸ因子、Ⅹ因子)を阻害することで抗凝固作用を示す。適応としては長期の臥床患者の静脈血栓症の治療や心房細動に寄る血栓形成の抑制、心臓人工弁置換術後の血栓の予防などである。 ◯ワルファリ... -
薬理
速効型、超速効型、中間型、持効型インスリンの違い
速効型、超速効型、中間型、持効型インスリンの違い ・速効型、超速効型インスリン・・・インスリン追加分泌を補充 ・中間型、持効型インスリン・・・インスリン基礎分泌を補充 イラスト参照*1 ◯速効型インスリン製剤(ヒューマリン、ノボリン) イ... -
薬理
痩せてる患者にSGLT2禁忌の理由
・SGLT2阻害薬とは SGLT2阻害薬とは近位尿細管でのブドウ糖の再吸収を抑制することで尿から糖を排泄し、血糖値を低下させる薬剤である。1日100g程度のブドウ糖を尿中に排泄することができ、カロリーにすると400Kcal相当。糖質をエネルギーとして利用できな... -
薬理
αグルコシダーゼ阻害薬で消化器症状がでる理由
αグルコシダーゼ阻害薬(糖尿病治療薬)の副作用で消化器症状がでる機序 一般名:アカルボース、ボグリボース、ミグリトールなど ・αグルコシダーゼは血糖上昇を抑えることが出来る 食事でとられる炭水化物はまず唾液のアミラーゼによって二糖類に分解さ... -
薬理
ビグアナイドで乳酸アシドーシスになる機序
ビグアナイド薬(一般名:メトホルミン、ブホルミン)で乳酸アシドーシスになる理由 ■ビグアナイドの作用機序:ビグアナイドはAMPキナーゼ(AMPK)を活性化させる作用があり、AMPKが肝臓での糖新生の抑制を抑制している。つまり、ビグアナイドはアミノ酸... -
代謝内分泌
シックデイとは何か
シックデイとは糖尿病の治療中に発熱、消化器症状、ストレスなどにより体調を崩したり、食欲不振のため食事ができない時をシックデイ(sick day)という。 このような状態ではそれまで血糖コントロール良好であった患者でも一気に血糖が崩れてしまう。機序と... -
病棟
スライディングスケールの適応とデメリット
【糖尿病治療のスライディングスケールとは何か】 糖尿病のインスリン療法における血糖コントロール方法の1つ。血糖値を測定して、その値が目標の血糖がどれぐらい乖離しているかによって次に投与するインスリン量を増減させて調節する。使用するインスリ...