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精神科
思考制止と思考途絶の違い
思考制止(思考抑制)と思考途絶は似た言葉であるが、医学的には異なる概念である 思考制止とは 考えの浮かぶスピードが遅くなり、思考が先に進まなくなる状態である。うつ病などの気分障害によく見られ、「努力しても考えが浮かんでこない」と患者は訴... -
〜と〜の違い
過形成と肥大の違い
過形成と肥大の違い(病理的な話) 過形成も肥大も臓器が大きくなるという点では共通しているが、以下の違いがある。 ・過形成:個々の細胞の大きさは変わらないが、細胞の数が増える。 ・肥大:細胞の数は変わらないが、個々の細胞が大きくなる。 肥... -
精神科
心身症と心気症、神経症の違い
心身症とは: 心因性のストレスが原因となり器質的な障害を引き起こすもの。ストレスによって自律神経や免疫機能あるいは内分泌系が狂わされることにより器質的な疾患に繋がることがある。例えば、本態性高血圧、胃潰瘍、過敏性症候群、円形性脱毛など。 ... -
精神科
転換性障害と解離性障害の違い
器質的な異常なしに心因性なストレスを原因に様々な症状が出現することをヒステリーと呼ぶ(近年はあまり使われなくなっている言葉であるが)。 ヒステリーは2つに分類されることが出来る。 ・転換性障害:心因性のストレスを原因として運動障害や知覚障... -
整形外科
脂肪塞栓症候群で点状出血となる理由
脂肪塞栓症候群とは 骨折の骨髄部から遊離脂肪酸が静脈内に流入して肺で脂肪塞栓を形成、更に一部は全身をめぐり諸臓器で塞栓を起こすことが原因。他にも外傷後に起こる脂質代謝の変化も要因の1つと考えられている。 脂肪塞栓症候群には鶴田の診断基準... -
循環器
心尖拍動とthrill(振戦)の違い
心尖拍動とthrill(振戦)の違い ■心尖拍動とは 心臓が収縮するときに心尖部が胸壁に当たって生じる拍動のことであり、皮膚がピクピク動いているのを肉眼で観察することが出来る。これは健常人でも見られる所見である。通常であれば胸骨中線(正中線)... -
循環器
大動脈弁狭窄症で2音減弱し、大動脈弁閉鎖不全症で2音亢進する理由
■大動脈弁狭窄症で2音減弱する機序 ASのイラスト(参照元*1) 大動脈弁閉鎖不全症とは大動脈弁口の狭窄により、収縮期に左室から大動脈へうまく血液を送り出せなく疾患である。そのため、左室は頑張って血液を送り出そうとものすごく負荷がかかる(圧負... -
循環器
僧帽弁狭窄症で1音が亢進、僧帽弁閉鎖不全症で1音が減弱する理由
■僧帽弁狭窄症で1音が亢進する機序 僧帽弁狭窄症(MS)とは、僧帽弁口面積が減少して拡張期に左房から左室への血液の流入が障害される疾患である。心音の1音とは房室弁が閉鎖するときの音であるが、MSにおいては1音が増強するのが特徴的な所見である... -
なぜ?
メタノール中毒の治療にエタノールが用いられる理由
メタノール中毒の治療にエタノールが用いられる理由 お酒で治療…*1 メタノールは体内で酸化されてホルムアルデヒド、更にはギ酸になる。ギ酸は非常に有毒であり、網膜のタンパクを変性させて視力を低下させ、最悪死に至る。 エタノールとメタノールの酸... -
産婦人科
人差し指と薬指の長さの比率から”男らしさ”がわかるという話
人差し指と薬指の長さの比率から”男らしさ”がわかるという話 人は胎生期に精巣が作られるとそこからアンドロゲンの分泌が始まるが、ある時期(妊娠12〜22週)の間に特に大量のアンドロゲンが分泌される(=アンドロゲンシャワー)。アンドロゲンは生...