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独特な言い回し(医学用語)
COPDでビア樽状胸郭となる理由
COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは喫煙や有毒物質の吸引などにより肺に慢性的な刺激が加わり、気道の狭窄・肺胞の気腫性変化などが引き起こされる症候群のことである(COPDは病態であり固有の病気の名前ではない)。 末梢気道に炎症性細胞が浸潤し、慢性的な... -
独特な言い回し(医学用語)
大動脈弁閉鎖不全で灌水様雑音が聞こえる理由
心臓の拡張期には大動脈弁と肺動脈弁は閉じて心室内への逆流を防いでいるが、弁の締まりが悪いと血液が逆流して雑音を生じる。具体的な疾患としては大動脈弁閉鎖不全症と肺動脈閉鎖不全症がある。 心臓センター | 野崎徳洲会病院 拡張期の大動脈と左室の... -
独特な言い回し(医学用語)
肝硬変でメデューサの頭が見られるのは何故か
肝硬変などの原因によって門脈圧が上昇して約250mmH2O以上になると門脈と大循環の間に側副血行路が発達して様々な病態を引き起こす。 門脈圧が高くなると門脈に入れずにUターンして臍帯静脈に流れ込み、下大静脈に向かう。この血液量が多くなると腹壁皮... -
代謝内分泌
クッシング症候群で中心性肥満になる理由
クッシング症候群で中心性肥満となる機序 【クッシング症候群とは】 クッシング症候群とは糖質コルチコイドが異常に産生されてしまう症候群であり、特徴的な体つきや代謝異常を生じる。 クッシング症候群はその原因によりいくつかに分類されている。例え... -
独特な言い回し(医学用語)
胃潰瘍からの吐血が”コーヒー残渣様”となる理由
消化管のどこから出血するかで吐血の性状が異なるという話 食道や胃などの上部消化管(特にトライツ靭帯よりも口側)で出血をきたすと口から血液が吐き出される吐血となるが、その血液の性状・色合いはどの程度胃酸に曝されるかによって異なる。 なぜ... -
独特な言い回し(医学用語)
裂肛でみられる”見はりイボ”とは何か
裂肛とは便秘などによる硬い便をいきんで出した時に生じる肛門の傷であり、俗語的には”切れ痔”に相当する。裂孔は数日で回復するが、再発を繰り返してしまうと炎症は慢性的なものとなり、裂肛の外側には見はりイボが見られるようになる。 画像引用元:ht... -
薬理
肝庇護とは何か
C型肝炎の治療においてインターフェロン療法が無効であった時に考慮される。肝庇護薬療法としてグリチルリチン製剤とウルソデオキシコール酸がある。 グリチルリチン製剤 グリチルリチン製剤は肝細胞膜に作用することで肝細胞外へのAST、ALTの流出を抑制... -
感染症
国試に出そうな感染症のゴロ合わせまとめ
国家試験に出そうな感染症の覚え方まとめ コンテンツ ・生ワクチンの覚え方 ・不活化ワクチン ・定期接種の覚え方 ・検疫感染症の覚え方 ・1〜3類感染症の覚え方 ・2類感染症の出席停止期間の覚え方 【生ワクチンの覚え方】 ゴロ:生意気な風に豆ま... -
血液
G-CSFとGM-CSFの違い
G-CSFとGM-CSFの違い(M-CSFについても追記) ■それぞれ何の略か G-CSFとは:顆粒球コロニー刺激因子(granulocyte-colony stimulating factor: G-CSF)のこと。 GM-CSFとは:顆粒球単球コロニー刺激因子(Granulocyte Macrophage colony-stimulating F... -
代謝内分泌
SIADHで低尿酸血症となる理由
SIADHで高尿酸血症となる機序 【SIADHとは(ちょっと復習)】 SIADHとは抗利尿ホルモンであるバソプレッシンが不適切に、過剰に分泌されてしまう症候群である。バソプレシンは腎臓集合管での水の再吸収を促進するために、体内の循環血液量は増加する。 ...