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麻酔
EtCO2とは何か
EtCO2とはend tidal CO2の略であり、日本語で言えば呼気終末炭酸ガス濃度のことである。 EtCO2は呼気に含まれる二酸化炭素の分圧であるので、血液中の二酸化炭素分圧と相関する。二酸化炭素は血中の二酸化炭素を測定するのに比べて呼気の分圧を測定する... -
整形外科
頸髄損傷でバイタル低下する理由
交感神経は胸髄、腰髄から発生しているのに対し、副交感神経は脳幹・腰髄から発生している。つまり頸髄損傷では交感神経はいずれも障害され、脳幹の副交感神経だけが生き残るために副交感神経優位となってしまうからである。 画像引用:http://ameblo.jp/j... -
消化器
ZTTとTTT高値の原因
TTTはチモール混濁テストの略であり、ZTTは硫酸亜鉛混濁試験の略である。 ZTTはγグロブリンの総量に比例して反応するが、TTTはグロブリンの中でもとりわけIgGと相関することが知られていて、一般的に肝臓機能の検査で用いられる。 TTTやZTTの検査では... -
血液
pivkaⅡ上昇の原因と偽陽性について
pivkaⅡとはprotein induced by vitamine K absence or antagonist-Ⅱの略である。日本語で言えばビタミンK欠乏状態で誘導されるタンパク質ということになる。臨床的にはPIVKA2が陽性であれば肝臓がんが疑われる。肝細胞癌の腫瘍マーカーとして他にはAFPやAF... -
薬理
陰イオン交換樹脂で高コレステロール血症の治療が出来る理由
陰イオン交換樹脂の作用機序 ■まず腸肝循環について ファーター乳頭から分泌される胆汁に含まれる胆汁酸はコレステロールから作られている。材料となるコレステロールも無限にあるというわけではないので一度腸管内に分泌された胆汁酸も再び再吸収されて... -
呼吸器
肺気腫で肺活量低下する機序
肺気腫(COPD)で肺活量が減少する理由 肺気腫では肺胞壁が破壊されることにより、肺胞同士の融合が起こる。そして肺胞の収縮力も低下に加えて気道狭窄により、思うように空気を押し出せなくなる(=呼気時の気流の低下)。故に肺胞内に空気が残りやすく... -
消化器
下血と血便の違い
まず吐血と下血の違い 消化管での出血は口か肛門のどちらかの出口から排出されることになるが、胃より口側の出血は口から出るので【吐血】となり十二指腸よりも肛門側での出血の場合は肛門から出るので【下血】と分類されている。 下血と血便の区別 ... -
消化器
鎖肛の分類〜PC線、I線、M線について
鎖肛とは発生段階に異常が生じ、肛門や直腸が閉鎖してしまう先天性疾患である。 鎖肛は排便の機能を持つ恥骨直腸筋と直腸の盲端の位置関係により3つのタイプに分けられる。 低位型:直腸の盲端が恥骨直腸筋の下にあるタイプ (直腸盲端がI lineよりも肛... -
薬理
新生児にクロラムフェニコール禁忌の理由
クロラムフェニコールとは多くのグラム陽性菌、陰性菌に効果のある抗菌薬であるが再生不良性貧血などの副作用があるために腸チフスなどの重症な感染症や耐性のために他に有効な抗菌薬がない場合にのみ用いられる。 また新生児においてはクロラムフェニコ... -
呼吸器
声音振盪の亢進と減弱
声音振盪とは患者さんに低い音で発声してもらい、その声の響きが肺を通って体表にどのように伝わるかを調べる検査のことである。左右差に注意して検査する。 画像引用:医学書院/週刊医学界新聞 【〔連載〕OSCEなんてこわくない(3)】 (第2380号 2000...