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血液
赤血球連銭のメカニズム
赤血球連銭の機序 原発性マクログロブリン血症の抹消血では過粘稠度症候群により赤血球が連なったコインのようにみえることがある。(IgMを大量に作るので血液がドロドロになる) 赤血球連銭とは英語でrouleaux formationと書くが、rouleauxとは「コイン... -
血液
単クローン性と多クローン性高γグロブリン血症の違い
単クローン性と多クローン性高ガンマグロブリン血症の違い 健常人の血漿蛋白を電気泳動をすると以下の模式図のような順番になる。 左から順番にalbumin、αグロブリン、βグロブリン、γグロブリンの順番になっている。左に+極があるのでアルブミンは+... -
感染症
好中球核の左方移動とは
好中球核の左方移動のメカニズム 好中球の核はその成熟度によって様々な形態をとりうる。たとえばコンボウのような形の悍状核や葉っぱが分かれたような分葉核など様々であり、成熟すればするほど、核の分葉化は進む。 細菌感染症などにかかると、体内... -
血液
ソーセージ様怒張の原因と機序
ソーセージ様怒張はなぜ起こるか ソーセージ様静脈怒張(ソーセージ様眼底)とは原発性マクログロブリン血症でみられる眼底所見である。 なすびの医学STUDYより引用 http://www.geocities.jp/study_nasubi/g/g16.html 原発性マクログロブリン血症とはB細... -
血液
クリオグロブリン血症とは
クリオグロブリン血症とは 原発性マクログロブリン血症では単クローン性にIgMを産生してしまうが、そのうちの3割ほどのIgMはクリオグロブリンとしての性質を持っている。クリオグロブリンとは平常な体温では血液中に溶けているが、低温では凝集してしま... -
血液
白血病裂孔とは何か
白血病裂孔とは 急性白血病では、造血幹細胞に遺伝子異常が生じ、分化能力を失った白血病細胞が単クローン性に増殖する疾患である。本来芽球は骨髄から出てこないが、異常クローンは悪性腫瘍で浸潤性を持つので末梢血にも漏れ出る。このとき、末梢血液中... -
血液
鉄欠乏性貧血の治療で鉄とビタミンCを同時投与するのはなぜ?
鉄欠乏性貧血に鉄剤とビタミンCを同時投与するのはなぜ? 鉄欠乏性貧血とは文字通り鉄が不足することにより赤血球のヘモグロビン合成が低下してしまう病態であるので、治療として鉄剤の投与が行われる。鉄は生体内でFe2+とFe3+の形で存在するが、Fe2+... -
血液
急性白血病と慢性白血病の違い
急性白血病と慢性白血病の違い 急性白血病とは造血間細胞に遺伝子変異が起こり、分化能力を失った異常な白血病細胞が単クローン性に増殖する疾患である。一方、慢性白血病とは骨髄で増殖した各成熟段階の顆粒球が出現する。その一部は骨髄から末梢血へ移... -
血液
鉄欠乏性貧血でスプーン爪となる理由
スプーン爪の機序 スプーン爪(別名:匙状爪)とは 鉄欠乏性貧血に特徴的な爪。鉄欠乏性貧血とは鉄の欠乏によって赤芽球のヘモグロビン合成が低下して起こる貧血である。鉄は造血以外にも細胞増殖全般に必要な因子であるので、細胞分裂の盛んな爪は上... -
脳神経
盗血現象とは何か
盗血現象の機序 血管抵抗の大きい血管に比べて血管抵抗の小さい血管に血液が流れる現象のこと。脳動静脈奇形ではナイダス(nidus)と呼ばれる拡張した異常血管の塊ができるので、通常の毛細血管よりも血管抵抗が小さく、血液がほとんどナイダスに流れてしま...