-
循環器
ショックで乳酸アシドーシスになる機序
ショックで乳酸アシドーシスになる理由(メモ) ショック、つまり血圧が低下すると末梢低還流になる。末梢組織に十分な酸素が行き届かないとクエン酸回路系、電子伝達系が上手く回らず、解糖系に頼り切りになる。すると乳酸が蓄積し、乳酸アシドーシスと... -
未分類
癌のperformance status(PS)について
ECOG(Eastern Cooperative Oncology Group)という団体が癌患者のPS(全身状態)を5段階に分類している。化学療法を行う際、患者さんの体力が問題となってくるので、PSを判断材料として治療方針を立てる。 score 0:全く問題なく活動できる。発病前と... -
薬理
心不全治療薬の使い分け〜ポンプと電気の観点から〜
心不全治療薬の使い分け〜ポンプと電気の観点から〜 1、カテコラミン ポンプに作用するもの α刺激薬=ノルアドレナリン β刺激薬=ドパミン、ドブタミン 共に血圧を上昇させる昇圧薬である。 α刺激薬は細い血管を収縮させる。 β刺激薬は太い血管を開き、... -
循環器
高拍出性心不全とその原因
高拍出性心不全とその原因 心不全とは末梢が必要とするだけの心拍出量を供給できていない状態であるが、このような状態は供給量が絶対的に低下しただけでなく、需要量が異常に増大した場合にも生じる。 供給量が少ない場合=低拍出性心不全 需要が多すぎ... -
循環器
Rivero Carvallo徴候とは
Rivero Carvallo徴候(リベロカルバロ・サイン)のメカニズム 三尖弁閉鎖不全症で吸気時に収縮期逆流性雑音が増強する現象のことを言う。 一般的に、吸気は肺を膨らませることで雑音を弱めるはたらきがある(心臓と聴診器の間に空気の層ができるから)。... -
循環器
心筋酸素消費量の規定因子
心筋酸素消費量を決定する因子について 心筋は仕事をすればするほど多くの酸素を必要とする。 一般的に心筋の仕事量は 心拍数 心筋収縮力 後負荷(=収縮期血圧) の3つの因子によって規定される。 イメージ的には以下の様な感じで宜しいかと。 心拍数... -
循環器
大脈と小脈のメカニズム
脈を触れた時にその拍動が大きく感じられれば大脈、小さく感じられれば小脈という。この大きさは収縮期血圧と拡張期血圧の差(つまり脈圧)に規定される。 大脈は一回の心拍出量が増加した状態で小脈は一回の心拍出量が低下した状態とも言える。尚、大脈... -
健康ネタ
混合診療のメリットとデメリット
■混合診療とは何か 日本の国民皆保険では、健康保険で見ることのできる診療の範囲を限定していて、保険適応外の治療を受けることが出来ない。しかし、混合診療では健康保険の範囲内の分は3割負担で、範囲外(=自由診療)の部分は全額自己負担という形... -
循環器
上大静脈症候群と奇静脈の関係
上大静脈が悪性腫瘍や大動脈瘤などによって圧迫or閉塞されると静脈の還流が障害され、頭頸部や上肢に鬱滞による症状が出るものをいう。(原因の8割は肺がんの浸潤) 症状としては眼瞼浮腫、眼球の突出、頚静脈の怒張、上半身の静脈怒張など。 上大静脈が... -
循環器
心音:奇異性分裂のメカニズム
2音はⅡAとⅡPの2つの音よりなる。 ⅡAとは大動脈弁の閉鎖音 ⅡPとは肺動脈弁の閉鎖音 健常人でも吸気時にはⅡ音が分裂していて、ⅡAが先に、ⅡPが後に来る。 しかし奇異性分裂においてはⅡpがⅡAに先行していて順番が逆となる。 奇異性分裂がおこる疾患としては...