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呼吸器
侵襲的陽圧換気と非侵襲的陽圧換気の違い
気管挿管や気管切開による気道確保を行って人交換器をすることを侵襲的陽圧換気という。一方で、気管挿管や気管切開を行わずにマスクを介して補助換気を行う方法を非侵襲的陽圧換気という(=NPPV)。 侵襲的陽圧換気の特徴 適応:重症呼吸不全患者、気道... -
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hering-breuer反射のメカニズム
下気道や肺には肺の進展を感知する伸展受容体が存在する。伸展受容体は、肺の膨張を感知すると迷走神経を介して延髄背側にある吸息ニューロンを抑制するニューロンを興奮させる。このように気道壁の伸展変化によって吸息活動を抑制し、呼息への切り替えを... -
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肺気腫とは
肺気腫とは… 肺胞壁や終末細気管支より末梢の気道壁が破壊され、終末気管支より末梢の気腔は不可逆的に拡張する。その際に、肺胞壁を構成するエラスチンやコラーゲンなどのタンパク質が失われる。 通常では、呼気終末には胸腔内圧が上昇し、肺自身も縮もう... -
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CO2ナルコーシスの病態と治療
CO2ナルコーシスの病態と治療(ナルコーシスは麻酔という意味) CO2ナルコーシスとは、体内への高度なCO2蓄積によって、中枢神経系の異常を呈した状態であり、自発呼吸の減弱、意識障害が生じる。 主な発症パターンとしては… COPDなどの慢性2型呼吸不... -
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びまん性汎細気管支炎の病態生理
びまん性汎細気管支炎とは… 両側の肺に呼吸細気管支の慢性炎症が見られる疾患。慢性副鼻腔炎を高頻度に合併(80%以上)することから、副鼻腔気管支症候群の1型と考えられている。東アジアで多く、欧米に少ないことから遺伝が大きく関与していると考え... -
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気管支拡張症の病態生理
気管支拡張症とは… 何らかの原因によって亜区域気管支より末梢の気道が感染や炎症を繰り返し、不可逆的な拡張をきたした病態。 ■先天性の主な原因としては カルタゲナー症候群、嚢胞性線維症、びまん性汎細気管支炎など ■後天性の主な原因としては 感染症... -
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肺嚢胞症とは〜ブラとブレブの違い|
肺膿疱症とは… 肺内に肺嚢胞(内部に期待や液体を有する袋状の構造物)が形成される疾患の総称。 気腫性肺嚢胞、気管支性肺嚢胞、リンパ管性肺嚢胞などの分類があるがほとんどは気腫性肺嚢胞。 ブラとは… ブラは肺胞壁が破壊されて融合した結果生じた含... -
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肺胞蛋白症の病態生理
肺胞蛋白症(PAP)とは… 肺胞腔内や終末細気管支内にサーファクタント由来リポタンパク質物質が異常に貯留する疾患。先天性、続発性、自己免疫性の3つのパターンがあるが、成人発症のほとんどが抗GM-CSF中和自己抗体が関与する自己免疫性のものである。 ... -
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サルコイドーシスの病態生理(仮説)
サルコイドーシスとは… 両側肺門リンパ節、肺、目、皮膚などにT細胞および単核貪食細胞の集積を伴う原因不明の非乾酪性類上皮細胞肉芽腫性疾患である。多臓器疾患であり、病変局所では炎症が起こり、全身では細胞性免疫が低下する。 原因不明であるが感... -
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過敏性肺臓炎の病態生理
過敏性肺臓炎とは 真菌などの反復吸入により経気道的に感作され、3型、4型アレルギー反応に基づいて発症するびまん性肉芽腫性間質性肺炎。特定の場所・時期において咳嗽、呼吸困難、発熱などの症状を繰り返す。入院などで環境が変わると自然軽快する。 ...