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脳神経
脳挫傷の病態生理
■脳震盪のはなし 脳表面の挫傷、つまり脳挫傷は様々な程度の点状出血、脳浮腫、組織破壊をきたす。脳挫傷や深部脳出血は、外力が加わることで脳が頭蓋骨に圧迫されることで生じる損傷=coup injuryや、脳が反動で戻るときに外力とは逆側の部位が損傷する... -
感染症
ニューキノロンとオールドキノロンの違い
■ニューキノロンとオールドキノロンとは 細菌がDNAを複製・転写するときに必要な酵素であるDNAジャイレースを阻害する。いわゆる核酸合成阻害薬。広域スペクトラムであり非定型細菌にも有効。 (*DNAジャイレースとはDNAの超らせん構造を調節する際に働... -
薬理
ミカファンギンナトリウムの作用機序
ミカファンギンナトリウム(商品名:ファンガード)の作用機序 ミカファンギンナトリウムは,リポペプチド系抗真菌物質のキャンディン系抗真菌薬である。ミカファンギンは,真菌細胞壁の主要構成成分である1,3-β-glucanの生合成を非競合的に阻害し,深在... -
感染症
クロラムフェニコールの作用機序
クロラムフェニコールは クロラムフェニコールは原核生物である細菌の 50S リボソームに結合する。リボソーム上でのペプチド鎖移動を司るペプチジルトランスフェラーゼを阻害し、タンパク質合成を妨害することにより細菌の増殖を止める。一方、真核生物... -
薬理
抗てんかん薬(カルバマゼピン、バルプロ酸ナトリウム)の作用機序
■カルバマゼピンの作用機序 失神発作以外のてんかん、特に部分発作の第一選択薬。化学構造や三環系抗うつ薬と関連があり、急性躁病、統合失調症の精神運動興奮、小児の異常行動にも適応される。 カルバマゼピンは抗痙攣作用を示し、最大電気ショック発作を... -
脳神経
部分発作と全般発作の違い
てんかん部分発作と全般発作の違い てんかんとは大脳皮質の神経細胞が過剰に興奮することによって起こる発作性の症状のことを言う。正常な神経細胞では、他の神経細胞からの興奮性シグナルと抑制性シグナルとのバランスに応じて興奮するが、てんかんでは... -
脳神経
硬膜外血腫の原因と病態生理
■頭蓋骨骨折などにより頭蓋骨と硬膜の間に出血が起こる病態。頭蓋骨と硬膜の間に血液が貯留してそれがやがて血腫を形成し脳組織を圧迫してしまう。出血源は中硬膜動脈の欠損によることが多いため、側頭部に最も多い。ほかの出血源としては板間静脈、上矢状... -
未分類
熱傷面積の計算方法と熱傷深度の測定方法
■熱傷面積の計算方法 概要:熱傷の重症度は熱傷面積と熱傷深度によって決まる。熱傷面積については2・3度の熱傷の範囲を9の法則を用いて評価する(1度熱傷は評価外であることに注意!)。 ■9の法則とは ■5の法則とは 成人に対する使用では9の... -
循環器
心タンポナーデの病態生理
■心タンポナーデとは 正常では心膜腔内に生理的に15〜50mlの心膜液が存在するが、それを超えて貯留した病態を心膜液貯留という。心膜液貯留により心臓への血液充満障害が起こり、静脈圧の上昇、心拍出量の低下、低血圧をきたした状態を心タンポナーデ... -
薬理
リネゾリドの作用機序
■リネゾリド(ザイボックス)とは… VRE感染症(バンコマイシ耐性腸球菌)に対する特効薬として承認された最後のとりでとなる薬。耐性菌の発現を防ぐために適正使用することが強く求められる。なおリネゾリドはMRSA感染症に対する効果も優れており、MRSAへ...