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輸液
入院患者に漫然と維持液を投与してはならない理由
安定した状態の入院患者に漫然とソルデム3Aなどの維持液を投与してはならない。 維持液には飲水が出来ないような患者に現在の体液バランスを維持するために必要な輸液である。が、入院中であれば身体あるいは精神的なストレス負荷がかかり、ADH分泌過剰状... -
輸液
生理食塩水大量輸液がしにくい理由
生理食塩水大量輸液がしにくい理由 ◯救急外来ではとりあえず細胞外液が投与されることが多い 救急外来などで点滴をつなぐ場合は、"とりあえず"細胞外液である生理食塩水や酢酸リンゲル液、乳酸リンゲル液が投与されることが多い。これらは細胞外液量が減... -
皮膚科
蕁麻疹患者には「魚を食べましたか?」と聞く理由
◯魚には大量のヒスタミンが含まれていることが サバなど魚を食べた後にアレルギー症状様の中毒症状が起こることがある。食後30分〜1時間後に蕁麻疹症状や腹痛、嘔気、下痢などが出現し、一見アレルギーと思われるが、実は魚の中に含まれているヒスタミ... -
輸液
救急外来でまず何の輸液を選択するか
救急外来でまず何の輸液を選択するか ◯病態もはっきりしないのまま輸液をつなぐことになる救急外来 救急外来では患者の病名も病態もはっきりとしない段階で輸液しなければならないことも少なくない。が、明らかに有害であることを示す所見がない限り、循... -
泌尿器
気腫性膀胱炎とは何か
◯気腫性膀胱炎とは 気腫性膀胱炎とは大腸菌やクレブシエラ菌などガス産生菌が膀胱壁内にガス産生を行う膀胱炎であり、通常の膀胱炎よりも予後が悪い。若年女性などでは起こりにくく、コントロール不良の糖尿病患者や神経因性膀胱、尿道閉鎖などに好発する... -
整形外科
膝蓋跳動の方法と意義
膝蓋跳動とは関節水腫(関節に液体が貯留しているかどうか)を判定するための診察方法。関節液が貯まると膝蓋骨が跳ぶように動くことに由来。 ●関節液はどこにあるか 膝蓋骨周囲の解剖学的な断面図。膝蓋骨周囲に水が溜まっている様子↓@水色の部分。 関... -
腎臓
横紋筋融解症に出会ったら
横紋筋融解症とは骨格筋の破壊によって筋肉成分が血管に流出することによりミオグロビンによる腎障害や電解質異常が起こる病態。 ◯横紋筋融解症の原因 ・直接的な筋障害(外傷、クラッシュ症候群、過度な運動、痙攣、熱中症、脱水) ・薬剤性(スタチン... -
血液ガス
呼吸性アルカローシスの鑑別
呼吸性アルカローシスは換気量が増えてCO2が生理的な範囲を超えて体外に出ていくことで起こる。 呼吸性アルカローシスの原因 1,低酸素血症(PaO2<60Torrなど低酸素血症の状態では呼吸刺激による換気量増加が起こり、血液中の酸素濃度を高めようとする... -
感染症
敗血症性ショックではドパミンではなくノルアドレナリンを使う理由
敗血症性ショックの初期治療としては1000〜2000mlの輸液負荷を行うと同時にそれでも改善しない場合は昇圧薬としてノルアドレナリンやドパミンが頻用される。 どちらもαアドレナリン受容体を刺激することによって血管収縮作用を示す。 ドパミンに関してはβ... -
神経内科
SPECTとPETの違い
・SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)とは 放射性同位体を投与して、そこからでるガンマ線を検出して電気信号に変換することで体内での薬剤分布を画像化することが出来る。投与する放射性同位体はTcやIなど非生理的物質であり、もともと...