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ショックの原因と鑑別診断
◯ショックの診断 ショック=血圧低下ではない。ショックとは全身の循環障害によって組織の酸素の需要と供給のバランスが破綻して重要臓器のエネルギー需要を満たすことができなくなる状態。 血圧が低い以外にも「いつもより血圧が30以上低い」やショッ... -
外傷
テガダーム、ハイドロサイト、デュオアクティブ、ハイドロサイト、ソーブサンの違い
ERでよく使うドレッシング材(被覆材)の整理 ◯テガダーム(ポリウレタンフィルム剤):他のドレッシング材の固定材として用いられることが多い (↓テガダームの一例) テガダームなどのポリウレタンフィルムの特徴は粘着性があること、透明であること... -
感染症
タミフル、リレンザ、イナビル、ラピアクタの違い
抗インフルエンザ薬の使い分け タミフル、リレンザ、イナビル、ラピアクタの違い 作用機序:ノイラミニダーゼ阻害 インフルエンザはヒト体内で増殖する過程においてノイラミニダーゼによって細胞からの遊離をするが、ノイラミニダーゼを阻害することによ... -
手技・身体診察
CVA叩打痛の方法とその鑑別
CVA叩打痛の方法とその意義 CVA叩打痛とは CVAとはcostovertebral angle(肋骨脊椎角)の略であり、肋骨と脊椎が三角に交わる場所のことである。CVAは臓器としては腎臓が近くに位置しているために腎盂腎炎や尿管結石のような腎臓疾患の検出に有用な所見で... -
神経内科
鶏肉食べてギランバレー症候群になる確率
◯鶏肉の生食を食べてカンピロバクター腸炎になる確率 生食をしない人:家庭では0.2%,飲食店では0.07%→平均約0.15% 生食をする人:家庭では2.0%,飲食店では5.4%→平均約3.7% 参考:鶏肉によるカンピロバクター感染のリスク評価 (Vol. 31 p. 5-7: 2010年1月... -
整形外科
頚椎症性脊髄症と頚椎症性神経根症の違い
頚椎症性脊髄症と頚椎症性神経根症の違い(復習がてら) ◯頚椎症とは 頚椎椎骨や椎間板の退行性変化により椎間板の変形や骨棘形成をきたした状態。 *退行性変化とは細胞内の代謝障害による変化のことであり、結果として変性、壊死、萎縮などが起こる。 ... -
皮膚科
ショックでは特徴的な皮疹が出る(網状皮斑)
網状皮斑(livedo reticularis)とは末梢の循環不全によって生じる四肢の限局的な領域に赤〜青色に変色した斑点状or網状の皮疹のことである。原因は多岐にわたるが、血流障害や血管壁の問題、その他先天性や特発性がある。 血流障害の例としては心不全やシ... -
輸液
ビーフリードを12時間以上かけて投与してはならない理由
ビーフリード®とは 静脈栄養は基本的に中心静脈から管理するのがキホン。が、中心静脈では手技も大変であるし、合併症などのリスクも有るため末梢からそれなりのエネルギーを投与できたらそれに越したことはない。そういう時によく用いられるのはビーフリ... -
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低酸素症と低酸素血症の違い
低酸素血症と低酸素症は似た言葉であるが異なる概念である。 低酸素血症とは文字通り、血液中の酸素が不足した状態。 血液に酸素が行かないということはつまり、ガス交換する場所である肺に問題がある。 具体的には肺の拡散障害、シャント、換気血流比付... -
血液検査
低血糖で死亡する機序
心肺停止の鑑別診断で6H6Tが有名。↓参考 ◯低血糖でなぜ死ぬのか 低血糖の症状としては一般的に次のように言われている。 血糖60以下:発汗、同期、熱感、不安、悪寒 血糖50以下:脱力、疲労感、眠気、めまい 血糖40以下:嗜眠 血糖30以下:け...