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神経内科
急性期脳梗塞に対するアスピリンとオザグレルの違い
急性期脳梗塞の治療で血栓形成の予防を目的として抗血小板薬が用いられるが、現在有効性が示されているものはアスピリンとオザグレル(キサンボン®、カタクロット®)の2つである。 ◯血小板が凝集するメカニズム 血小板は生理的な状態で血管内皮細胞に接... -
消化器
クロストリジウム・ディフィシル診断(感度と特異度)
CDI感染(クロストリジウム・ディフィシル)はいつ疑うか。 教科書的には抗菌薬使用後+入院患者に発生する下痢では疑わなければならないとされている。 ◯CDIを起こしやすい抗菌薬 リスク比一覧(byホスピタリストのための内科診療フローチャート) ク... -
抗菌薬
エリスロマイシン、クラリスロマイシン、アジスロマイシンの違い
各種マクロライド系抗生物質の違い・使い分け エリスロマイシン、クラリスロマイシン、アジスロマイシンの違い ”まっくろなエクレア”世代順の覚え方 (マクロライド=エリスロマイシン、クラリスロマイシン、アジスロマイシン) ・マクロライド系の抗... -
抗菌薬
バクタ(ST合剤)はいつ使うか
【ST合剤とは】 STが合剤なのはサルファ成分とトリメトプリムが微生物の葉酸合成経路を別々の機序で阻害するから。これによりシナジーが生まれて1+1は2以上になる現象。葉酸合成系は人間にはなく、微生物のみにしか無いから有効に使える。微生物は葉酸... -
消化器
CDIでメトロニダゾールとバンコマイシンどちらを使うか
クロストリジウム・ディフィシル感染症(CDI)の治療においてメトロニダゾールやバンコマイシンが用いられるが、それぞれどのように使い分けられるのだろうか。 【メトロニダゾールとバンコマイシンの使い分け】 ・そもそも現在使用している抗菌薬を全て... -
抗菌薬
バンコマイシンはいつ使うか
【バンコマイシンとは】 ・バンコマイシンは糖ポリペプチドでグリコペプチド系抗菌薬に用いられる。 ・スペクトラムとしてはほとんど全てののグラム陽性菌(球菌、桿菌)に有効であり、殺菌的に働く。黄色ブドウ球菌に対して1958年から用いられるよう... -
肺炎
脾臓摘出患者に肺炎球菌ワクチンを打つ理由
肺炎球菌は莢膜という膜を持つため好中球の貪食に抵抗性を示す。 故に、肺炎球菌防御の主体は脾臓によるトラップということになるが、何らかの理由により脾臓摘出している患者では肺炎球菌の病原性をもろに食らうことになるため、抑えることが出来ずに短... -
抗菌薬
グラム陽性球菌の覚え方と臨床的なポイント
◯グラム陽性球菌の覚え方 【ゴロ】 要求したブドウは超急には配送されんさ 1 ̄ 2 ̄ ̄ 3 ̄ 4 ̄ ̄ 5 ̄ ̄ 1陽性球菌 2ブドウ球菌(黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌) 3腸球菌 4肺炎双球菌 5レンサ球菌 黄色ブドウ球菌 ・健常人でも3... -
適応
PTGBDの適応
PTGBD(胆嚢ドレナージ)の適応は? イラスト参照:https://plaza.rakuten.co.jp/thm/342935/g710/ 中等症以上の急性胆嚢炎では原則手術により胆嚢摘出を行うが、手術が行えない場合はPTGBDなどの胆嚢ドレナージの適応となる。 手術が行えない場合とは... -
神経内科
脳保護薬エダラボン(ラジカット®)とは
脳梗塞で生じる神経細胞死から神経組織を保護する目的で脳保護薬が用いられる。 神経細胞が虚血状態になってから死に至るまでの過程においては興奮性神経伝達物質のグルタミン酸や細胞内へのカルシウム流入、アポトーシス、フリーラジカルなどが関与してい...