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麻酔
麻酔における脱窒素とは何か
肺内には多量の窒素が存在しているため、全身麻酔をする前には100%酸素をマスクから投与し、脱窒素(窒素を追い出す)を行う。これを行っておくことにより気管挿管のときに呼吸が止まり新鮮な酸素を体内に取り込めなくなっても数分間であれば耐えられ... -
麻酔
麻酔の急速導入、迅速導入、緩徐導入の違い
麻酔の急速導入、迅速導入、緩徐導入の違い ◯急速導入 急速導入とは十分に酸素化を行ってから静脈麻酔薬と鎮痛薬を用いて患者を眠らせた後に筋弛緩薬を投与して気管挿管を容易にする一連の操作のことを指す。 鎮静と鎮痛で呼吸抑制、循環抑制が起こるた... -
手技・身体診察
インフルエンザ濾胞とは何か(+写真)
インフルエンザ患者の咽頭後壁には特徴的なリンパ濾胞が出現することが知られている(=インフルエンザ濾胞)。半球形で周囲の色調に比べて紅色(周囲が白色)になり境界明瞭の濾胞になる。緊満で光沢を帯びているように見えるためイクラ様とも例えられる... -
麻酔
PetCO2とは何か
PetCO2とは呼気終末二酸化炭素分圧のこと。 英語で言うとend-tidal PCO2。 【CO2とPaCO2(動脈血炭酸ガス)の関係】 CO2とは細胞が呼吸を行うと産生される気体である。全身の細胞が呼吸をし、作られたCO2は血流に乗り、肺から呼気として放出される。健常... -
薬理
アドレナリンとエピネフリンの違い
アドレナリンとエピネフリンの違い アドレナリンもエピネフリンも全く同じ薬。歴史的経緯により2つの名前がある。 薬理作用としてはα作用(血管収縮作用)とβ作用(心収縮作用)を併せ持ち、血圧低下などの場合において昇圧目的に用いられる。他にもβ2... -
麻酔
平均血圧の計算とその意義
平均血圧の算出法とその意義 平均血圧とは 自動血圧計でも平均血圧を測定することが出来る。平均というのは収縮期血圧と拡張期血圧の平均という意味ではない。カフで動脈を圧迫した時に動脈から最も強く振動が伝わる圧力を平均血圧としている。 動脈を圧... -
適応
インフルエンザの診断基準と迅速検査の適応
インフルエンザの診断基準と迅速検査の適応 インフルエンザ診断マニュアルによると 「インフルエンザ流行期に以下の4つを満たす場合にインフルエンザと診断される」 ・突然の発症 ・高熱 ・上気道症状 ・全身倦怠感などの全身症状 非常に簡潔でわかり... -
麻酔
動脈ラインの適応とその意義
動脈ラインの適応とその意義 動脈ライン(Aライン、artery line)は正確には観血的動脈圧測定という。つまり、動脈内にカテーテルを挿入し、動脈内の圧力をトランスデューサーでデジタル信号に変換して連続的に動脈圧をモニターすることが出来る。 画像... -
麻酔
マスク換気の難しい症例の覚え方(MONAS)
バッグバルブマスク換気の難しい症例の語呂合わせ MONAS M:Maskフィット (顔面の外傷など物理的にフィットしにくい) O;Obesity やObstruction (肥満や気道閉塞のある患者) A:age 55歳以上 (コンプライアンスの低下) N:No Teeth (歯がないとマス... -
麻酔
麻酔覚醒時のシバリングが危険な理由
外科手術中は低体温が起こりやすい。その原因としては 1,手術室の室温が空調によってかなり低めに設定されている。 2,更に患者は術衣を脱いでほぼ裸の状態に晒されている。 3、そして何よりも全身麻酔によって末梢血管の拡張が起こり、熱が中枢から末...