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消化器
腸閉塞とイレウスの違い・鑑別
✅腸閉塞とイレウスの違い 日本において腸閉塞とイレウスは同じように「腸が詰まった」というような意味で混同されがちであるが欧米では異なる言葉として使われている。日本の医学用語としては麻痺性イレウス、単純性イレウス、絞扼性イレウスなどがある... -
診断基準・スコア
敗血症の新定義:SOFAスコア
敗血症とはこれまで「感染によって発症したSIRS」と定義されていたが2016年2月に敗血症の新しい定義が提唱された。 SIRS(全身性炎症反応症候群)の定義は以下の4項目のうち2項目を満たす場合である 1)体温:<36℃または>38℃ 2)脈拍数:90... -
心電図
2枝ブロックと3枝ブロックの違い
⭐2枝ブロックと3枝ブロックの違い 通常の刺激伝導系では興奮は房室結節→HIS束→左脚&右脚へと伝わっていく。 左脚は左脚前枝、左脚後枝の2つに分かれ、右脚と合わせて3本の伝導路で構成されている。 1枝ブロック(ヘミブロック)とは左脚前枝ブロッ... -
呼吸器
気管支洗浄と気管支肺胞洗浄の違い
気管支洗浄と気管支肺胞洗浄(BAL)の違い 気管支洗浄は気管支鏡を用いて気管支内に少量の生理食塩水を注入し、陰圧をかけて吸引する。それにより気管支内の病原体の検出や細胞診を行う。 気管支肺胞洗浄(BAL)気管支鏡を用いて大量の生理食塩水を気... -
肺炎
肺炎治療におけるロセフィン®とユナシン®の使い分け
肺炎治療におけるロセフィン®とユナシン®の使い分け ◯ロセフィン®(セフトリアキソン)は第三世代セフェム。 グラム陽性球菌とグラム陰性桿菌両方カバーしている。 更に第一世代や第二世代セフェムが苦手であったBLNAR(インフルエンザ菌)に対しても有... -
抗菌薬
肺炎治療でセフトリアキソン使えない状況
ロセフィン®(セフトリアキソン)は第三世代セフェム。 グラム陽性球菌とグラム陰性桿菌両方カバーしている。 更に第一世代や第二世代セフェムが苦手であったBLNAR(インフルエンザ菌)に対しても有効であり大変有能であり頻用される抗菌薬である が、 緑... -
薬理
整腸剤の科学的エビデンス
下痢に対して処方されることの多い整腸剤(ex,ミヤBM、ビオラクチス、ビオスリー、ビオフェルミン、ラックビー等…)。調べると次のようなエビデンスが有る。 www.ncbi.nlm.nih.gov まとめ ・8014人の患者(小児含む)メタアナリシス ・整腸剤使用で下... -
心電図
急性冠症候群(ACS)疑いへの対応@救急外来
心筋梗塞、狭心症疑いへの対応@救急外来 胸痛患者においていつACSを疑うか。以下のポイントに分けて考える ◯痛みのOPQRST ◯リスク因子 ◯血液検査 ◯心電図 ◯問診(痛みのOPQRST) 発症様式:突然発症(sudden onset)か急性発症(acute onset)か →発... -
循環器
心臓型脂肪酸結合蛋白(H-FABP)とは何か
心臓型脂肪酸結合蛋白測定の意義 H-FABPとは心筋梗塞の診断に用いられる心筋バイオマーカーの1つ。心筋バイオマーカーとしては他にトロポニン、CK、CK-MBなどが知られている。 H-FABPは心筋細胞に豊富に存在する低分子蛋白であるため、軽い心筋ダメージ... -
ER
突然(sudden)発症と急性(acute)発症の違い
クモ膜下出血や心筋梗塞などの疾患では発症は突然(秒単位で)起こるが、患者への問診の仕方に注意が必要である。「突然発症しましたか?それともゆっくり発症しましたか?」のような聞き方では医師と患者の”突然”の解釈のずれが生じうる。「発症の時何を...