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手技・身体診察
血圧測定における最適な腕の高さ
一般的に血圧を測るときの腕の高さは心臓と同じ位置、胸骨での第四肋間に当たる位置が推奨されている。もし腕が心臓より6-7cm高くなると収縮期血圧と拡張期血圧ともに約5mmHg低下し、逆に心臓より7-8cm低くなると血圧は収縮期も拡張期も6mmHgほど上昇する... -
泌尿器
腎盂腎炎疑いへのアプローチ
腎盂腎炎;単純性と複雑性 尿路に基礎疾患のない健常人に起こる単純性腎盂腎炎と、尿路に基礎疾患のある患者に起こる複雑性腎盂腎炎にわけられる(基礎疾患とは尿路結石、腫瘍、前立腺肥大、尿路奇形、カテーテル留置など)。 急性単純性腎盂腎炎→ 好発... -
泌尿器
膿尿と細菌尿の違い
膿尿の定義:尿沈渣で白血球を5個/HPF以上認めること。 細菌尿の定義:尿を1ml培養し、得られたコロニーから尿1ml中の細菌数を計算し、10万CFU/ml以上であれば正常よりも優位に細菌の多い尿(=細菌尿)とみなされる。尿検体は中間尿でも良い。また、... -
手技・身体診察
両手結び、片手結び、器械結びの違い(+動画紹介)
糸結びは外科処置において必須の手技である。糸結びは皮膚や筋膜など損傷などにより離れた組織を縫い合わせるために行うが、強く結びすぎると組織の血流が悪くなり生着が悪くなり、逆に弱く縫合してしまうと縫合不全の原因になる(特に消化管縫合における... -
薬理
術前のヘパリン置換とは何か
ヘパリン置換とは何か 脳梗塞既往や心房細動などの患者は血液が固まって血栓症を起こしてしまうリスクが有る。そこで血液が固まらないように抗血小板薬や抗凝固薬などいわゆる血液をサラサラにする薬を服用していることが多い。 抗血小板薬や抗凝固薬を... -
薬理
急性嘔吐と遅発性嘔吐の違い(抗がん剤副作用)
化学療法による悪心、嘔吐は高頻度に出現する有害事象の1つである。悪心、嘔吐はその出現時期によって急性と遅発性に分けられるが発現機序も異なる。 【急性嘔吐】 抗がん剤投与数分〜数時間以内に発症。数時間後に症状のピークとなり、多くの場合24... -
手技・身体診察
ドレーン排液の性状とその術後変化
ドレーン排液の性状 外科手術の後に体内に溜まったの血液や膿、浸出液などを体外に排出することをドレナージという。ドレナージによって排出された液体の性状を見ることにより体内での異常を素早く察知することが出来る。 手術直後の経過としては血性→... -
外科
縫合糸のサイズと選択
縫合糸の太さはUSP(アメリカ薬局方)の基準が用いられている。 対応は以下の通り USPサイズと糸の直径の対応は以下の通り 4−0 : 0.15-0.199mm(糸の直径の最小〜最大径) 3−0 : 0.2-0.25mm 2−0 : 0.3-0.339mm 1−0 : 0.35- 0.399mm USP規格サ... -
なぜ?
赤血球輸血でHbはどれだけ上昇するか(計算式)
赤血球輸血でヘモグロビンがどれだけ上昇するか。 赤血球液は2単位でHb53g含まれている。 体重50kgの患者では(循環血液量70ml/Kg)を用いると循環血液量はおよそ3500ml程度となる。 つまり、3500mlの血液中に何グラムのHbが投与される... -
外科
有鈎鉗子と無鈎鉗子の違い
有鈎鉗子と無鈎鉗子の違い 鉗子とは外科手術において生体組織を保持するために用いられる道具であるが、先端に尖ったかみ合わせのあるものを「有鈎鉗子」、先端にかみ合わせのないものを「無鈎鉗子」という(写真参照)。 ・有鈎鉗子 基本的には皮膚や...