感染症– category –
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感染症
術前抗菌薬予防投与で何を選択するか
外科手術では手術部位が微生物に暴露するために感染リスクが常に付きまとう。CDCの定義では手術から30日以内(人工物を留置する手術の場合は90日以内)に発症する手術部位の感染症を手術部位感染(SSI)としている。 感染の予防のために術前抗菌薬投... -
感染症
麻疹でコプリック斑が出現するのはなぜか(メモ)
麻疹では第一臼歯、第二臼歯の対側の頬粘膜にコプリック斑という白い丘疹がポツポツと出現する。このコプリック斑は特異的で8割の麻疹患者に見られることから診断において重要な所見である。コプリック斑はなぜ出来るのであろうか。 コプリック斑は病理... -
感染症
麻疹疑いへのアプローチ
麻疹(はしか)疑い患者へのアプローチ 高熱、皮疹を主訴に来る患者では麻疹を鑑別に挙げ、陰圧個室で診察を行う。 コンテンツ ・麻疹の概要 ・カタル期、発疹期、回復期 ・診断のポイント ・麻疹の各症状の出現頻度 ・コプリック斑の写真(引用) ・... -
感染症
細菌尿=尿路感染症ではない
尿沈渣検査で細菌尿を認めるからといって尿路感染症となるわけではない。尿から細菌が検出されるが、特に症状を認めないことを無症候性細菌尿という。 無症候性細菌尿は若い健康的な女子でも5%ほど認められ、特に高齢者では40ー50%が無症候性細菌尿... -
感染症
尿定性検査(白血球、亜硝酸塩陽性)の意義の違い
尿定性における白血球{WBC)陽性と亜硝酸塩陽性の意味 尿定性検査 ・白血球陽性→白血球のエラスターゼ酵素への反応をみるもの。尿中に白血球が存在する、つまり膿尿であることを示唆するが必ずしも尿路感染症であることを意味しない。 例えば虫垂炎、膵... -
感染症
いつレジオネラ肺炎を疑うか(診断基準)
レジオネラ肺炎とは河川や土壌に生息するグラム陰性桿菌のLegionella pneumophiaを原因とする肺炎であり、温泉や空調設備の冷水環境などで増殖し、エアロゾルから集団感染を引き起こす。 ポイント ・重症肺炎では必ず疑うべき ・βラクタムが効かない ・... -
感染症
肺炎尿中抗原の感度と特異度
尿中抗原の感度と特異度 尿中抗原検査とは肺炎に感染することで尿に出る莢膜多糖抗原をイムノクロマトグラフィーで検出することで肺炎の有無を調べる検査方法。 肺炎球菌尿中抗原→感度:70%、特異度:80〜100% レジオネラ尿中抗原→感度:74%、特異... -
感染症
肺炎において血液培養は必要か
肺炎において血液培養はどういう時に必要なのだろうか 血液培養で市中肺炎の原因菌を特定できたのはたったの7%で、エンピリックな抗菌薬が効かずに抗菌薬の変更が必要になったのはわずかに0.4%という報告がある。 市中肺炎において血液培養をするメ... -
感染症
急性期DICの診断基準
DIC(播種性血管内凝固症候群)の診断基準 ・DICとは DICとは種々の基礎疾患(敗血症、悪性腫瘍、産科疾患、高度外傷など)を元に血液凝固能が亢進し、全身の細小血管に血栓が多発し、臓器の虚血性機能障害をきたす疾患である。凝固因子や血小板は消費さ... -
感染症
血液培養でいつコンタミを疑うか
血液培養でいつコンタミを疑うか 血液培養は菌血症を疑うときに必要な検査であるが、いくら慎重に採取してもコンタミを0にすることはできないので注意が必要である。が、血液培養で生えてきた菌が本当に血中にいるものなのかコンタミによるものなのか鑑別...