-
心エコー
心エコーにおける心拍出量の解釈
心エコーにおける心拍出量の求め方 ・パルスドップラー法で一回心拍出量を求めには まず、傍胸骨肥左縁短軸像で左室流出路の直径(D)を計測する。 (*このD値は重要なのでズーム機能を用いて拡大して流出路の前後径(D)を収縮中期の時相で内膜〜内膜... -
循環器
EF低下=ドブタミン使用必須ではない
心不全治療においてEF低下=ドブタミン使用必須ではない。 つまりEF低下=心拍出量低下を必ずしも意味しない。拡張末期径が大きくなると低いEFでも一回拍出量が増えるからである。一回拍出量が保たれればNYHAクラスも良好でEFが低くても日常生活を送ってい... -
ER
SMA血栓症、SMV血栓症を疑ったら
◯大腸血管の解剖 ◯腸管血行障害の分類として 1,上腸間膜動脈(SMA)血栓症…心房細動を有する患者が強い腹痛 2,上腸間膜静脈血栓症…心不全・肝硬変など静脈うっ滞を起こしやすい既往歴や血液凝固障害があり、緩徐に悪化する原因不明の腹痛 3,結... -
血液
鉄欠乏性貧血を疑ったら(慢性炎症に伴う貧血との鑑別)
鉄欠乏性貧血を疑ったら(慢性炎症に伴う貧血(ADC)との鑑別 ・MCV(平均赤血球容積)<80で小球性貧血がある場合、まずは鉄欠乏性貧血が疑われるが、実際には慢性炎症に伴う貧血も多い。 ・慢性炎症に伴う貧血(ACD:anemia of chronic disease)と... -
腎臓
高カルシウム血症へのマネジメント
◯高カルシウム血症の評価、疫学 ・低アルブミン血症の場合は補正を行う。Ca補正値=Ca+(4-Alb) ・補正は必須であるが誤差が出るので正確な評価のためには血ガスによってイオン化Caの測定をする。イオン化Caの基準値は1-1.4a mmol/Lであるが大体8倍をした... -
心電図
心電図でQT延長を見たら
・QT延長症候群の診断基準 不整脈ガイドラインでは以下の診断基準に従って評価する。加点制で合計3.5点異常であればQT延長症候群と診断される(先天性であれ二次性であれ)。 ◯QT延長症候群には至らないが、QT延長を認めた場合 上記の診断基準でQT延長症... -
心電図
心筋虚血における陰性T波と異常Q波の違い
心筋虚血における陰性T波と異常Q波の違い ◯異常Q波とは貫壁性の心筋梗塞に特徴的な心電図異常であり、次のように定義されている。 Q波の幅≧0.04秒(1mm)Q波の深さ≧R波の高さ×1/4 【異常Q波の例】 画像引用:http://ishikokkashiken.com/abnomal-q-w... -
消化器
ALP、γGTP上昇をみたら
ALP,γGTP上昇の原因 まずASTやALTなど肝逸脱酵素がメインで上がっているのか、それともALPやγGTPなど胆道系酵素がメインで上がっているのか、それとも両方とも上がっているのかをみる。 端的に言えば ・トランスアミナーゼ<500でALP>正常上限の3倍で... -
心電図
徐脈診断の流れ
⭐徐脈の診断の流れ 12誘導心電図から徐脈を分類する。大きく分けて4タイプがある。 ✅P波がある徐脈 →P波があれば洞性徐脈か房室ブロック。 ①PとQRSが1:1であれば洞性徐脈 ②QRSが抜けているようであれば2度もしくは3度房室ブロック。 ✅P波が... -
心エコー
心エコーの解釈:左房の拡大
●左房拡大の定義 ・左房系は傍胸骨長軸像の断層像で収縮末期系を計測する。男性で4.0cm、女性で3.7cmより大きければ左房拡大と定義する。 が、近年は左房の大きさの評価に左房前後径測定は推奨されていない。左房が拡大する時は必ずしも均等に前後径、横径...