手技・身体診察– category –
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手技・身体診察
踵膝試験の方法とその意義(+動画)
踵膝試験(かかとひざしけん)の方法とその意義(+動画) 踵膝試験とは運動失調の有無をみるための神経診察。患者に仰臥位になってもらい、片足の踵を出来るだけ高く挙げてもらい、それを出来るだけ正確にもう一方の下肢の膝にのせ、そのまま脛にそって... -
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肛門括約筋反射の見方とその意義
肛門括約筋反射の見方とその意義 肛門括約筋反射とは直腸に指を入れるか(直腸診)、肛門周囲をピンなどでこすると肛門括約筋が収縮する反射。皮膚の表在反射の一種。指を直腸内に挿入すると、肛門括約筋が収縮して指に力が加わるので反射が生じているの... -
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頸動脈血管雑音(bruit)聴診の方法とその意義
頸動脈血管雑音(bruit)聴診の方法とその意義 頸動脈血管の雑音聴取は頸動脈が狭窄などにより血流が速くなっていることを示唆する。頸動脈で最も狭窄が起こりやすい場所は総頸動脈が内頚動脈と外頸動脈に分岐する部分。狭窄があれば低調の連続性雑音が... -
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Homans徴候とは何か
Homans sign(ハマンズ徴候)とは何か 深部静脈血栓症(DVT)を診断するための身体所見の1つ。患者の膝を屈曲した状態で足関節を背屈させて腓腹部の痛みが出現すればHomans陽性となる。あまり静脈血栓っぽくない患者に試して陽性だったらDVTを疑うという... -
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起立性低血圧の定義とその原因
ヒトが起立するとおよそ400〜600mlの血液が下半身に移行するが、健常人であればそのことによって血圧が大幅に低下することはない。何故なら血液の下半身への移行に伴って代償的に交感神経を活性化させることにより末梢血管抵抗が増加し、心拍数・心拍出... -
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足背動脈触知の方法とその意義
◯足背動脈の場所とその触診方法 足背動脈とは前脛骨動脈の延長で、足背において長母指伸筋腱の外側(小指側)に位置する動脈のことである。内果と第三指の付け根を結ぶ線の中心部あたりを通る。 触診のコツとしては、患者に下肢を伸ばしてもらい、母指を... -
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手回内回外試験の方法と意義
手回内回外試験の方法と意義(+動画) 手回内回外試験とは小脳失調をみるための身体診察。 方法:被検者に両手を前に出してもらい肘を軽く屈曲して手首を大きく、出来るだけ早く回してもらう。検者が見本を見せてやると良い。 小脳失調がある場合、失調... -
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把握反射の方法とその意義(+動画で紹介)
把握反射の方法とその意義(+動画で紹介) 把握反射とは患者の手掌を指球から指先にかけて手指でこすると、検者の指を掴むような動作をすることをいう。把握反射は原始反射の1つであり、通常であれば新生児期に消失するが、前頭葉障害のある患者では再... -
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手掌おとがい反射とは何か(+動画)
手掌頤(おとがい)反射=palmomental reflexとは 手掌おとがい反射とは手掌の母指球を中枢側から末梢側にかけてハンマーの柄などで軽くこすると同側のおとがい筋の収縮が生じる反射である。この他眼輪筋や口輪筋の収縮を認めることもある。 手掌おとが... -
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ジストニアとジスキネジアの違い
似ている言葉の整理 ◯ジストニアとは ジストニアとは身体の一部または全身に不随意の持続的な筋収縮が生じる症候群。語源はdys=異常、tonia=緊張であり緊張の異常という意味になる。 持続的に筋収縮が起こるために身体の捻転や反復運動、姿勢異常が生...