栄養学– category –
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栄養学
ビーフリードを12時間以上かけて投与してはならない理由
ビーフリード®とは 静脈栄養は基本的に中心静脈から管理するのがキホン。が、中心静脈では手技も大変であるし、合併症などのリスクも有るため末梢からそれなりのエネルギーを投与できたらそれに越したことはない。そういう時によく用いられるのはビーフリ... -
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クワシオルコルとマラスムスの違い
クワシオルコルとマラスムスの違い +クワシオルコルでお腹が膨れる理由 【クワシオルコル】 ・クワシオルコルとは栄養失調の一形態でガーナ語に由来しており「受け入れられなくなった子」という意味。栄養素の中で、特にタンパク質不足で生じる。 好発... -
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栄養投与手順memo
栄養投与手順memo 1,水分量の決定 体重×30~40mlが概算量。 最低必要量=尿量(500ml/day)+不感蒸泄(500ml/day)ー代謝水(300ml/day)という計算式もある。不感蒸泄は37度以上の熱があれば1度につき100~150ml/day上昇する。 嘔吐や下痢があればそれら... -
栄養学
脂肪不足で脂肪肝になる理由
脂肪肝とは脂肪の摂取過剰で肝細胞に脂肪が蓄積していき生じる病態である。 が、面白いことに?脂肪の摂取不足でも脂肪肝になる。 タンパク質をつくる工場である肝臓では、アポリポタンパク質という脂肪の輸送に関わるタンパク質の産生が行われている。... -
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refeeding症候群の病態とその診断
refeeding syndrome(リフィーディング症候群)とは 長期間絶食が続いて著しい低栄養状態の患者に急速に栄養を与えることで様々な症状を呈する代謝合併症の事をいう。極度の低栄養状態では糖質分解によるエネルギー獲得が期待できなくなるため、代わりのエ... -
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腸炎の下痢患者に甘いもの禁忌な理由
腸炎の下痢で甘いものはダメで脂肪はそこまでダメじゃないという話 急性腸炎の下痢は主に3つのタイプがある(おさらい) 1,分泌性下痢: 小腸において水や電解質の分泌が亢進し吸収が追いついていない状態。例えばコレラでは腸管粘膜のGタンパク質を... -
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胃瘻と中心静脈栄養の違いと適応
胃瘻と中心静脈栄養の違いと適応 胃ろうと中心静脈栄養は嚥下障害などで経口的に食べ物を摂れない人の栄養管理のために行われる処置である。 ・胃瘻は内視鏡を用いて胃と皮膚の間に瘻孔を作り、外部からカテーテルによって栄養を入れる方法である。 ・中... -
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アルブミンとトランスサイレチンの違い
アルブミンとトランスサイレチン(プレアルブミン)の違い 栄養状態の指標としてタンパク質であるアルブミンやトランスサイレチンが臨床現場ではしばしば用いられる(トランスサイレチンは別名プレアルブミン)。 アルブミンは半減期が20日間と長い...