皮膚科– category –
-
皮膚科
膿瘍と膿疱、嚢腫の違い
似ている用語の整理 ・嚢胞とは水疱の内容物が白血球(主に好中球)の浸潤により膿汁となり、黄色に濁って見えるもの。 細菌の感染を伴う感染性嚢胞と伴わない無菌性嚢胞がある。 ・膿瘍とは真皮、または皮下組織に膿汁の溜まったもの。 ・嚢腫とは膜様の... -
皮膚科
ケブネル現象の原因疾患とゴロ合わせ
ケブネル現象の原因疾患とそのゴロ合わせ ケブネル現象とはある皮膚疾患を有する患者の健常皮膚の場所を引っかくなどの刺激を加えると皮疹部位と同じ症状が誘発される現象のことである。 ケブネル現象陽性になる疾患の覚え方・語呂合わせとしては 毛... -
皮膚科
弛緩性水疱と緊満性水疱の違い
弛緩性水疱と緊満性水疱の違い 水疱とは表皮内や表皮下に液体が貯留することで表皮が膨れ上がり隆起した状態になるもののことをいう。水疱にはその性質から浅い所にある破けやすい弛緩性水疱と表皮下など深いところにあり膜が厚くて破けにくい緊満性水疱... -
皮膚科
紫斑と紅斑の違い
紫斑と紅斑の違い 紫斑とは真皮内や皮下組織から出血した斑であり、紅斑とは血管が拡張することによって外から赤く見えている斑である。外見的には区別が付きにくいが、硝子圧法という方法によって区別することが出来る。 ■硝子圧法 硝子圧法とは透明... -
皮膚科
有棘細胞癌と基底細胞癌の違い
有棘細胞癌と基底細胞癌の違いについて 有棘細胞癌について 熱傷後の瘢痕より生じた有棘細胞癌の一例 (慶応大学附属病院HPより引用) 有棘細胞癌とはケラチノサイト(ケラチンを分泌する細胞)が悪性化して増殖したものである。癌前駆症(ボーエン... -
皮膚科
2型糖尿病で黒色皮膚腫がみられるのは何故か
2型糖尿病患者で黒色皮膚腫がみられる機序 http://ec.canbler.com/kokushoku-hyohi-shoより引用 糖尿病患者では血糖値が高いためにそれに対抗してインスリンが分泌され、血糖値を下げようとする。しかし、糖尿病ではインスリンの効きが悪いためにイン... -
皮膚科
皮膚がんとほくろの違い、見分け方
皮膚がん(悪性黒色腫)とほくろ(色素性母斑)は外見上よく似ているので勘違いされやすい。悪性黒色腫はメラニン色素を作り出すメラノサイトという細胞を元に形成される癌である。 ↑メラノーマの一例 悪性黒色腫では非対称性の形をしている、輪郭が整って...