薬理– category –
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オグサワとは何か(オーグメンチン+サワシリン)
オグサワとは何か(オーグメンチン+サワシリン) オグサワとはオーグメンチンとサワシリンの併用の俗称。オーグメンチンとサワシリンはそれぞれアミノペニシリンの一種であり、商品名。 アミノペニシリンは従来のペニシリンと異なり、グラム陰性桿菌の... -
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速効型、超速効型、中間型、持効型インスリンの違い
速効型、超速効型、中間型、持効型インスリンの違い ・速効型、超速効型インスリン・・・インスリン追加分泌を補充 ・中間型、持効型インスリン・・・インスリン基礎分泌を補充 イラスト参照*1 ◯速効型インスリン製剤(ヒューマリン、ノボリン) イ... -
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痩せてる患者にSGLT2禁忌の理由
・SGLT2阻害薬とは SGLT2阻害薬とは近位尿細管でのブドウ糖の再吸収を抑制することで尿から糖を排泄し、血糖値を低下させる薬剤である。1日100g程度のブドウ糖を尿中に排泄することができ、カロリーにすると400Kcal相当。糖質をエネルギーとして利用できな... -
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αグルコシダーゼ阻害薬で消化器症状がでる理由
αグルコシダーゼ阻害薬(糖尿病治療薬)の副作用で消化器症状がでる機序 一般名:アカルボース、ボグリボース、ミグリトールなど ・αグルコシダーゼは血糖上昇を抑えることが出来る 食事でとられる炭水化物はまず唾液のアミラーゼによって二糖類に分解さ... -
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ビグアナイドで乳酸アシドーシスになる機序
ビグアナイド薬(一般名:メトホルミン、ブホルミン)で乳酸アシドーシスになる理由 ■ビグアナイドの作用機序:ビグアナイドはAMPキナーゼ(AMPK)を活性化させる作用があり、AMPKが肝臓での糖新生の抑制を抑制している。つまり、ビグアナイドはアミノ酸... -
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NSAIDSとアセトアミノフェンの違い
箇条書きでまとめ ■NSAIDS(非ステロイド性抗炎症薬) (アスピリン、インドメタシン→市販で言うロキソニン、バファリンなど) ・適応は中等度~強度の急性の疼痛 ・NSAIDSはシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害することにより、抗炎症、抗血小板、解熱... -
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糖尿病治療のBOTとは
糖尿病治療のBOTとその適応 BOT(basal supported oral therapy)=経口薬併用療法のこと。 インスリンの絶対的な適応ではないが、インスリンを使ったほうが良い(=相対的インスリン適応)の患者においてはBOTが行われる。例えば2型糖尿病でSU薬を内服... -
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糖尿病のインスリン治療の適応
糖尿病の治療では経口血糖降下薬とインスリン療法がある。 インスリン療法の主な適応以下のとおり ・1型糖尿病 (膵臓β細胞が破壊されて絶対的なインスリン欠乏状態) ・重度の2型糖尿病 (インスリンの分泌が保たれている2型糖尿病であっても著明... -
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心不全患者における治療薬選択
■重症度と推奨される治療薬 心不全の重症度と治療薬の選択*1 心不全で何の薬を用いるかは病態と重症度によって変わってくるが 主な選択肢は以下のとおり。 ・レニン・アンジオテンシン系阻害薬(ACEI,ARB) ・β遮断薬 ・利尿薬(ループ利尿薬、アルドステ... -
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wearing offの機序とその治療法
L-dopa副作用のwearing offの機序とその治療 パーキンソン病は中脳の黒質においてドーパミンが欠乏することによって無動や振戦など様々な症状がでる疾患である。しかしドーパミンは分子サイズが大きくて血液脳関門を通過できないためにドーパミンを直接...