薬理– category –
-
薬理
ミカファンギンナトリウムの作用機序
ミカファンギンナトリウム(商品名:ファンガード)の作用機序 ミカファンギンナトリウムは,リポペプチド系抗真菌物質のキャンディン系抗真菌薬である。ミカファンギンは,真菌細胞壁の主要構成成分である1,3-β-glucanの生合成を非競合的に阻害し,深在... -
薬理
抗てんかん薬(カルバマゼピン、バルプロ酸ナトリウム)の作用機序
■カルバマゼピンの作用機序 失神発作以外のてんかん、特に部分発作の第一選択薬。化学構造や三環系抗うつ薬と関連があり、急性躁病、統合失調症の精神運動興奮、小児の異常行動にも適応される。 カルバマゼピンは抗痙攣作用を示し、最大電気ショック発作を... -
薬理
リネゾリドの作用機序
■リネゾリド(ザイボックス)とは… VRE感染症(バンコマイシ耐性腸球菌)に対する特効薬として承認された最後のとりでとなる薬。耐性菌の発現を防ぐために適正使用することが強く求められる。なおリネゾリドはMRSA感染症に対する効果も優れており、MRSAへ... -
薬理
アラキドン酸カスケードと抗炎症薬の作用機序
炎症の症状はアラキドン酸代謝物が関与している。アラキドン酸は細胞膜のリン脂質からホスホリパーゼA2の作用により生成する。アラキドン酸は更に2つの経路に別れる。一つの経路はシクロオキシゲナーゼ(COX)によりプロスタグランジンやトロンボキサンが... -
薬理
ジギタリスの作用機序
ジギタリス(ジゴキシン)の作用機序 ■心不全の治療薬として用いる場合 Na-K ATPaseを抑制することにより、細胞内Ca2+濃度を上昇させて心収縮力を増強させる。 ■上室性頻脈の治療として用いる場合 ・迷走神経の感受性を亢進させ、房室伝導を抑制して... -
薬理
β遮断薬とカルシウム拮抗薬の作用機序
β遮断薬とカルシウム拮抗薬はともに虚血性心疾患の治療薬だが、どのように使い分けられているのだろうか。 カルシウム拮抗薬について… 代表例:ベラパミル、ジルチアゼム、アムロジピン、ニフェジピンなど 機序:血管内へのカルシウム流入を阻害し、血管...