代謝内分泌– category –
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甲状腺ホルモンT3、T4、rT3の違い
甲状腺ホルモンT3、T4、rT3の違い □甲状腺ホルモンの合成と分泌 甲状腺の瀘胞上皮細胞に甲状腺ホルモンの材料となるヨウ素イオンが取り込まれる。そこで別に作られていたTg(サイログロブリン)と甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)の作用により縮合反... -
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褐色脂肪組織と白色脂肪組織の違い
褐色脂肪組織と白色脂肪組織の違い 食事から体に入ってきた脂肪は脂肪組織に蓄えられるが、脂肪組織は褐色脂肪組織と白色脂肪組織に大別される。 人に多く存在するのは白色脂肪組織であり、脂肪細胞内に大量の中性脂肪を蓄えている(一般に”脂肪”と言... -
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アルドステロン/レニン比の意義
アルドステロン/レニン比の意義 ・アルドステロンとレニン共に上昇=続発性アルドステロン症・レニンが低値にもかかわらずアルドステロンのみ上昇=原発性アルドステロン症 血症アルドステロン(pg/ml)血症レニン活性(ng/ml/h)の比を用いる。この比が2... -
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糖尿病性ケトアシドーシスでクスマウル呼吸になる機序
糖尿病性ケトアシドーシスでkussmaul呼吸になるのはなぜか。 1型糖尿病では自己免疫的な機序により膵島ベータ細胞が破壊され、インスリンが正常に分泌されなくなる。インスリンがないと細胞は糖を利用することが出来なくなりエネルギー不足に陥る。その... -
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痛風と偽痛風の違い
痛風と偽痛風の違い 偽痛風とは… 痛風とは尿酸塩結晶が関節内に析出する事により生じる急性関節炎発作である。尿酸代謝異常により高尿酸血症を持続することで発症する。偽痛風は痛風と同じように急性の関節痛発作を起こすが、析出する物質が尿酸ではなく... -
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先端巨大症で手根管症候群になる理由
先端巨大症で手根管症候群になる機序 先端巨大症とは成長ホルモンが過剰に分泌される疾患であり、骨や軟部組織の肥大所見が特徴的である。軟部組織の増加により、手根管内腔の狭窄をきたし主根管症候群となる。(手根管とは腱と神経が走っている手首内の... -
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先端巨大症で高血圧になる機序
先端巨大症で高血圧になる機序 先端巨大症とは成長ホルモンが過剰に分泌される疾患であり骨や軟部組織の肥大所見が特徴的である。成長ホルモンには腎臓の近位尿細管に作用し、Na,Cl,Pなどの再吸収を促進する働きもある。血液中のNaが濃くなるとそれを薄... -
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糖尿病性腎症で摂取カロリーをむしろ増やすべき理由
糖尿病性腎症で摂取カロリーをむしろ増やすべき理由 糖尿病の三大合併症として糖尿病性腎症がある。治療方針として、厳格な血糖コントロール、降圧療法、蛋白制限食がある。 イラストはwebsite糖尿病ネットワークより引用 腎不全は上記のイラストのよ... -
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神経性食思不振症で成長ホルモンが上昇する理由
神経性食思不振症で成長ホルモンが上昇する理由 神経性食思不振症(神経性やせ症)とは病的な痩せをきたす摂食障害である。心理的要因・社会的要因・生物学的な要因などによって現れる精神疾患で、「他人からどう見られているか」に異様にこだわるために... -
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甲状腺機能低下症で補充療法を急速にしてはならない理由
甲状腺機能低下症で補充療法を急速にしてはならない理由 甲状腺機能低下症とは甲状腺ホルモンの作用不足により全身に様々な症状が出る。各種臓器の代謝障害によって血中コレステロールが上昇し、年齢不相応に動脈硬化が進行することが多い。甲状腺機能低...