代謝内分泌– category –
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原発性アルドステロン症でテタニーが生じる理由
原発性アルドステロン症でテタニーが生じる機序 原発性アルドステロン症とは副腎皮質の球状層に腫瘍あるいは過形成が起こりアルドステロンが過剰に分泌される疾患である。アルドステロンの役割としてナトリウムの再吸収とカリウムの排出があるので、アル... -
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褐色細胞腫に造影CTが禁忌の理由
褐色細胞腫に造影CTが禁忌の理由 褐色細胞腫とは副腎髄質細胞や傍神経節細胞などから発生する腫瘍でカテコールアミンを過剰に分泌して高血圧、代謝異常などを示す疾患である。部位診断としてCT、MRI、副腎シンチグラフィなどが用いられるが、造影剤は禁... -
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圧痕性浮腫と非圧痕性浮腫の違い
圧痕性浮腫と非圧痕性浮腫の違い 圧痕性浮腫とは間質に水のたまる状態で、心不全、腎不全、肝硬変などで見られる。機序には2つの種類がある。 1、血管内の浸透圧が低下する場合ネフローゼ症候群で血管から蛋白がどんどん漏れていく場合、肝硬変などで... -
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バセドウ病で筋力低下する理由
バセドウ病で筋力低下になる機序 バセドウ病とはTSH受容体に対する自己抗体が産生されることにより甲状腺が刺激され、甲状腺機能亢進症を引き起こす疾患である。症状としては眼球突出や頻脈、甲状腺腫大が代表的であるが周期性四肢麻痺の合併も知られて... -
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グルカゴノーマで壊死性遊走性紅斑が見られる理由
グルカゴノーマで壊死性遊走性紅斑が見られる理由 グルカゴノーマとはグルカゴンを過剰に分泌する腫瘍性病変である。グルカゴンは肝臓のグリコーゲンを分解しグルコースにする働きがあるので血糖値が上昇し糖尿病をきたす。また、グルカゴンはアミノ酸を... -
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willson病でアミノ酸尿が出る理由
willson病でアミノ酸尿が出る機序 willson病とは肝臓におけるセルロプラスミンの合成異常により、肝臓に取り込んだ銅をうまく胆汁に排泄することが出来ず、銅が肝臓、脳、腎臓、角膜などに沈着してしまう疾患である。本来、銅を運搬するセルロプラスミン... -
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SIADHで頭痛が生じる機序
SIADHで頭痛が生じる機序 SIADHつまりバソプレシン分泌過剰症では、バソプレシンが不適切に持続的に分泌される疾患である。その結果体内に水分が貯留し、血中ナトリウムが希釈されてしまう。低浸透圧血症のため、水分が脳細胞に移行し脳細胞が腫大し、頭... -
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腸内細菌と肥満の関係
腸内細菌(腸内フローラ)について 腸内フローラが全身の健康に影響を与えていることがわかってきた。たとえば糖尿病、がん、アレルギー、肥満など。これまで考えてもいなかった病気が腸内フローラと関係している。また、最先端の遺伝子解析によって新し... -
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甲状腺機能低下症で嗄声の起こる機序
甲状腺機能低下症で嗄声の起こるメカニズム 甲状腺機能低下症では甲状腺ホルモンの分泌が低下する。甲状腺ホルモンは全身の細胞に作用して代謝を促進させる働きがある。主な症状として、全身の皮膚に粘液水腫(non-pitting edema)が生じるのは有名であ... -
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睡眠時無呼吸症候群で早朝の頭痛が起こる機序
睡眠時無呼吸症候群で早朝の頭痛が起こるメカニズム 睡眠時無呼吸症候群(OSAS)とは睡眠時に10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上みられる症候群。睡眠時にいびきが目立ち、また睡眠が浅いことから昼間に傾眠傾向となる。 換気効率が悪いので低酸素...