循環器– category –
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valsalva手技とは
バルサルバ法とは何か。 ■ 迷走神経刺激法の一種で、迷走神経を刺激されると房室伝導が抑制される性質を利用した頻拍停止法である。発作性上室頻拍(PSVT)の治療に用いられる。 (発作性上室性頻拍とは、房室結節や副伝導路などを介するリエントリーに... -
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β遮断薬とカルシウム拮抗薬の作用機序
β遮断薬とカルシウム拮抗薬はともに虚血性心疾患の治療薬だが、どのように使い分けられているのだろうか。 カルシウム拮抗薬について… 代表例:ベラパミル、ジルチアゼム、アムロジピン、ニフェジピンなど 機序:血管内へのカルシウム流入を阻害し、血管... -
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Ⅲ音とⅣ音のメカニズム
■正常な心音について 正常な心臓において心音はどのように現れるのか まずは1音と2音に注目して見ていくと… 1、心房収縮: 心房に残っている血液を心室に送り出す 2、僧帽弁・三尖弁閉鎖: 心室圧が心房圧よりも高くなると僧帽弁と三尖弁が閉鎖す... -
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前負荷と後負荷の違い
心室が収縮を開始する前(=心室拡張終期)に心室にかかる負担を前負荷、心室が収縮を開始した後(=心室収縮中)に心室にかかる負担を後負荷という。 端的に言えば… 前負荷=拡張終期に心室に流入した血液量。容量負荷とも言う。 後負荷=心室が末梢血... -
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クッシング現象の機序
急激な頭蓋内圧亢進により血圧上昇と徐脈が見られることをクッシング現象という(別名:クッシング徴候、クッシング反射) クッシング現象のメカニズムについて ■ 高度の頭蓋内圧亢進に対する脳血液循環障害の代償として末梢血管抵抗が上昇すると、全身... -
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心臓の刺激伝導系の経路
【刺激伝導系とは】刺激伝導系とは洞房結節で発生した心拍のリズムを心臓全体の心筋に伝え、有効な拍動を行わせるための構造である。刺激伝導系を構成する細胞は特殊心筋と呼ばれる。心房・心室の壁を構成する一般の心筋細胞は固有心筋と呼んで区別する。 ... -
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安定狭心症患者の抗血栓薬について
2020年ガイドラインメモ書き ✅安定狭心症患者 ・ステント留置後、アスピリンとクロピドグレル(orエフィエント)のDAPTを1−3ヶ月継続する(クラスⅠ) ・禁忌が無い限り無期限にアスピリンを継続する(クラスⅠ) ・DCBのみで終わった患者に対してDAPTの...