循環器– category –
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二次性高血圧の鑑別・検索
二次性高血圧の鑑別・検索についてのまとめ ✅腎実質性高血圧 ①慢性糸球体腎炎などの腎臓の基礎疾患がある場合の高血圧 ②糸球体濾過量が減少した場合の高血圧(CKDステージ3以降) ✅腎血管性高血圧(RVHT) ・原因としては腎動脈狭窄(RAS)の他に、大... -
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ACSのPCI治療中のACT値について
ACSのPCI治療中のACT値について 2013年のACC/AHAガイドラインでは70-100単位/kgを急速静注し、活性凝固時間(ACT)を250秒以上に保つべきとされてる。ヘパリンによる抗凝固作用には個人差が大きいためACTやAPTTをモニターすることが重要。ACTが400を超え... -
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Afに対して電気的除細動の適応
Afで電気的除細動を行うことは多くない。 除細動による血栓症のリスクは1−5%程度と言われている。 ・48時間以内のものは基本的にはそのまま除細動可能 ・48時間以上持続している場合や、いつからAfなのか不明のものはそのまま除細動は禁忌。3週間抗凝... -
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心不全におけるTRPG値の解釈
心不全におけるTRPG値の解釈 TRPG(transtricuspid pressure gradient)=三尖弁圧較差のこと。TRPGはドップラーエコーで三尖弁逆流の血流速度を求めることによって、簡易ベルヌーイの式により算出可能である。 すなわち、 TRPG=4×(TRVmax)の二乗=推... -
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ヘパリン投与中はAPTTだけでなくAT3も一緒に測定する
ヘパリン投与中はAPTTだけでなくAT3も一緒に測定する ヘパリン投与してもなかなかAPTTやACTが延長しないことがある。このヘパリン抵抗性とも言える原因として最も多いのがAT3欠乏(その他にもDICや敗血症、肝硬変などもある)。ヘパリンを増量してもAPTT... -
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PCPS中のヘパリンコントロール
✅PCPS中の抗凝固コントロール PCPS管理中のACTの目標は以前は200〜300秒程度と言われていたが、PCPSの回路が進化してヘパリンコーティング化されるようになって現在ではACTの目標値は180〜200程度となっている。(APTTであれば40〜60程度) *PCPS管理中な... -
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PCPS管理中にドブタミンを使うべき状況
PCPS管理中にドブタミンを使うべき状況 心筋梗塞、心筋炎など心機能が落ち込むことによってPCPS導入する場合は心停止に至らないようにPCPS導入前にドブタミンなど強心薬の投与を開始されていることが多い。しかし、PCPSが開始となった場合は自己心が動か... -
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重症下肢虚血(CLI)を有する患者への対応
✅重症下肢虚血(CLI)を有する患者への対応 重症下肢虚血とは下肢の疼痛や組織欠損を引き起こし、日常生活に多大な制限が生じるのみならず、感染の進行や全身性炎症反応を惹起するなど、短期間のうちに、生命を脅かす可能性があるもの。または、安静時疼痛・... -
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ECMO管理中の抗生剤
ECMO管理患者に予防的抗生剤をどうするべきか ECMO管理患者においての予防的抗生剤のエビデンスはないと言われている。ECMO回路自体が炎症反応を惹起させるために血液検査におけるWBCやCRPの上昇は感染症が原因とは言えずに当てにならない。また体温に関... -
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PADで間欠性跛行を有する患者への対応
✅間欠性跛行を有する患者への対応 間欠性跛行を呈する患者にはABIをなど客観的な検査を行う。もし、ABIで正常値であったとしたら運動後のABIを測定する。血行再建術を考慮する症候性患者では下肢動脈超音波検査、CTA、MRA、下肢造影など行う。 血行再建...