循環器– category –
-
循環器
僧帽弁閉鎖不全症に対するMitraClipの適応について
MiltraClipはMRの外科手術が困難な患者に対するカテーテル治療として開発された。 2018年から一次性および二次性MRの両方に対して保険適応になった。 ⭕一次性MRに関して 一次性有症候性重症MR患者が対象で行われたランダム化比較化試験では生存率に差は... -
循環器
失神精査で行う検査一覧
失神精査で行う検査一覧 ◯心エコー 必ずしも失神患者全例にやる検査ではないが、心雑音聴取や心不全徴候や心電図異常、心疾患既往などあれば絶対に必要。 評価ポイント ・大動脈弁狭窄症(AS):弁口面積や血流速度を評価。致死的疾患で重要。 ・肺高... -
循環器
抗血栓薬処方における高出血リスクの判定について
2020年ガイドラインメモ書き ✅高出血リスクの患者に対して 下記のHBRをチェックして、リスクによってDPAT期間を検討する。 -
循環器
CABG患者における抗血栓薬について
2020ガイドラインメモ書き ✅CABGにおける抗血小板薬 ・バイアスピリン服用中でCABGを施行する場合は周術期にバイアスピリン継続する(クラス1) ・ACSに対するCABG後では可及的速やかに負荷投与を行った上で、P2Y12受容体拮抗薬を開始し、最長12ヶ月... -
循環器
虚血性心疾患にPCI行わない患者での抗血栓薬について
2020年版ガイドラインメモ書き ✅PCI非施行患者(ACSと診断されても、PCI治療できない場合(超高齢者や重篤な合併症がある場合)について) ・アスピリン100mg/dayを継続的に投与(クラスⅠ) ・ACS患者に対してアスピリンとクロピドグレルのDAPTを少なく... -
循環器
ASに対するTAVIの適応
・ASにより心不全や失神、胸痛などの自覚症状が出現すると平均余命は2−3年と言われている(狭心症出現後45ヶ月、失神後27ヶ月、心不全後11ヶ月というデータがある)。 ・無症候性の重症ASでも予後は不良であるが、突然死のリスクは年1%程度とされている... -
循環器
心房細動における抗不整脈薬の選択
✅心房細動における抗不整脈薬の選択 ・抗不整脈薬には陰性変力作用やQT延長作用などがあるので基本的には器質的心疾患(肥大心、心不全、虚血心)を持たない症例に限られる。器質的心疾患がある場合には専門的な慎重な判断が必要。 ・発作性心房細動=発症... -
循環器
除細動時の抗凝固療法
✅除細動時の抗凝固療法 ・除細動による血栓塞栓リスクは1−5%程度(除細動後10日以内の発症が大半)。 ・除細動の3週間前および除細動後4週間ワルファリン療法を行うことで血栓症リスクを抑えられる。48時間以上持続する心房細動化持続期間不明の心房... -
循環器
ACSおよびNSTEMI患者のDAPTに関して
2020年度のガイドラインメモ書き 【ACSの場合】 ・バイアスピリン+エフィエント(orクロピドグレル)を3−12ヶ月間(クラスⅠ) ・DES留置後出血リスクが高い患者はDAPTは1−3ヶ月に短期化する(クラスⅠ) ・禁忌がなければ無期限にバイアスピリンを継続(... -
循環器
心房細動への抗凝固薬の適応
✅心房細動における抗凝固薬の適応 CHADS1点以上でDOAC推奨。 ワーファリン使う場合は機械弁患者と異なり、INRは1.6〰2.6でコントロール。 (70歳以下でCHADS2が3点以上の場合はINR2-3でのコントロールを考慮) CKDや低体重、左房径の拡大、高齢(65歳〜...