皮膚科– category –
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亜鉛華軟膏とは何か
◯亜鉛華軟膏とは何か 亜鉛華軟膏とは酸化亜鉛を主成分とした軟膏であり、組織や血管の収縮作用があり、傷口を小さくして乾燥させたり保護する役割がある。湿疹の浸出液が多くて管理が難しい場合や汗もなどには良い適応であるが、もともと乾燥気味の場所に... -
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白色ワセリンとヒルドイド軟膏の違い
白色ワセリンとヒルドイド軟膏の違い 似た薬の整理 白色ワセリンとは 油脂性保湿剤で皮膚表面を保護し、水分の蒸散を防ぐ(エモリエント作用)。 油でコーティングするイメージ。水で洗っても落ちないという利点。 安全で保湿効果が持続し、最も良い(... -
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白色ワセリンとプロペトの違い
白色ワセリンとプロペトの違い ・白色ワセリンとは 油脂性の保湿剤で、皮膚表面を保護し、水分の蒸散を防ぐ。 アトピー性皮膚炎や皮脂欠乏症などの乾燥肌に用いる。 安全で保湿効果が持続し、最も良い(無難)な保湿剤とも言われる。 ・プロペトは 不... -
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疥癬トンネルとは何か
疥癬とはヒゼンダニによる皮膚感染症。 他の多くの虫刺されとは異なり、いつの間にか皮膚に感染して2ヶ月ほどで全身に広がり全身に皮疹が出現する。(丘疹、結節、疥癬トンネルなど) ヒゼンダニは高熱や乾燥に弱く、人間の皮膚が生息にちょうど適して... -
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いぼ(尋常性疣贅)のメカニズム
いぼのメカニズム(memo) 【いぼ形成のイメージイラスト】 http://www.skin-clinic.jp/222.html 尋常性疣贅とはいわゆるイボのこと。原因としてはヒトパピローマウイルス2型、27型、57型感染によるものが知られている。プールサイドや脱衣場など裸... -
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伝染性膿痂疹が鼻周囲に好発する理由
伝染性膿痂疹とは小児に好発する皮膚感染症で原因菌としてはA群β溶連菌やブドウ球菌などが知られている。伝染性膿痂疹は徐々に病変が周囲の皮膚にも伝染して広がりつつ、離れた場所にも飛び火して広がることから”とびひ”と呼ばれる。 あせも・虫刺されな... -
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ニキビのメカニズムmemo
ニキビ(尋常性ざ瘡)のできるメカニズム 【定義】 ニキビの定義は「毛包、脂腺を反応の場とし、面皰(めんぽう)を初発疹とし、紅色丘疹、膿疱さらには嚢腫/結節の形成も見られる慢性炎症疾患」とされている。 *面疱(コメド)とは毛穴の出口が硬くなって... -
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褥瘡のステージごとの治療
褥瘡は治癒する過程で表面の色に変化がある。 黒色期:壊死した組織の塊が黒く変色して付着した状態 黄色期:塊状の黒色壊死組織が取り除かれ黄色の深部壊死組織や不良肉芽が出現するようになる時期 赤色期:傷が治る過程で肉芽組織と呼ばれる血管に富む組... -
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第一世代〜第三世代抗ヒスタミン薬の違い
第一世代〜第三世代の抗ヒスタミン薬によって性質が異なる。 ・第一世代抗ヒスタミン薬とは純粋にH1受容体拮抗作用をもつもの。 ・第二世代以降はH1受容体拮抗作用に加えてケミカルメディエーター遊離抑制作用を持ち、抗アレルギー薬とも呼ばれる。 ・第三... -
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乳剤性基剤と水溶性基剤の違い
外用薬の基剤はその性質により乳剤性基剤と水溶性基剤とにわけられる。 乳剤性基剤とは創面に水分を付加するもの。 (例:ゲーベンクリーム、オルセノン軟膏) 水溶性基剤とは吸収性が高く、創面の浸出液を吸収するもの。 (例:アクトシン軟膏、カデ...