くすり– category –
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(医療用)小児用バファリンと市販の小児用バファリンの違い
紛らわしい薬の整理 (医療用)小児用バファリン(バファリン配合錠A81)の主成分はアスピリン。A81というのはaspirinが81mg含まれているという意味。アスピリンは血栓予防作用があるために心筋梗塞や狭心症の治療で用いられる。脳梗塞の治療におい... -
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褥瘡のステージごとの治療
褥瘡は治癒する過程で表面の色に変化がある。 黒色期:壊死した組織の塊が黒く変色して付着した状態 黄色期:塊状の黒色壊死組織が取り除かれ黄色の深部壊死組織や不良肉芽が出現するようになる時期 赤色期:傷が治る過程で肉芽組織と呼ばれる血管に富む組... -
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第一世代〜第三世代抗ヒスタミン薬の違い
第一世代〜第三世代の抗ヒスタミン薬によって性質が異なる。 ・第一世代抗ヒスタミン薬とは純粋にH1受容体拮抗作用をもつもの。 ・第二世代以降はH1受容体拮抗作用に加えてケミカルメディエーター遊離抑制作用を持ち、抗アレルギー薬とも呼ばれる。 ・第三... -
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乳剤性基剤と水溶性基剤の違い
外用薬の基剤はその性質により乳剤性基剤と水溶性基剤とにわけられる。 乳剤性基剤とは創面に水分を付加するもの。 (例:ゲーベンクリーム、オルセノン軟膏) 水溶性基剤とは吸収性が高く、創面の浸出液を吸収するもの。 (例:アクトシン軟膏、カデ... -
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αグルコシダーゼ阻害薬が腸管気腫症を引き起こす理由
αグルコシダーゼ阻害薬(α-GI)は糖尿病治療薬の一種で二糖類を単糖類に変換する酵素を阻害することで食後の血糖上昇を抑える。αGIの副作用で腸管気腫症が知られているが、どういうメカニズムで発症するのだろうか。 αGIを内服すると、二糖類が分解されず... -
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急性大動脈解離の薬物治療で何をどれだけ使うか
大動脈解離の降圧治療で何を使うか ⭕降圧薬 ・stanfordB型など手術適応のない大動脈解離の場合、一般的に最初に用いられるのはペルジピン®(ニカルジピン、カルシウム拮抗薬) 【投与例】 ・管理の目標は収縮期血圧100〜120mmHg ・ペルジピン®原液を5-6m... -
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急性心不全におけるループ利尿薬の選択
急性心不全で利尿薬はいつ使うか ・急性心不全で体液貯留がある場合は基本的に利尿薬の適応となる。 ・第一選択はフロセミド(ラシックス®)の静脈投与(内服では心不全だと吸収率が低下する) *ループ利尿薬内服の場合のそれぞれの特徴 1,フロセミド... -
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ドパミンアゴニスト製剤の使い分けmemo
ドパミンアゴニスト製剤の使い分けmemo (レキップ®、ビ・シフロール®、ロチゴチン®、アポカイン®、パーロデル®、カバサール®) http://medical.radionikkei.jp/suzuken/final/061207html/index2.html ■ドパミンアゴニストはLドパと比べて抗パーキンソ... -
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各種NOACの使い分けmemo
◯ワーファリンとNOACの違い NOACは半減期が短く効果発現までの時間も短い 出血リスクはNOACの方が少ない 薬剤干渉がないのでワーファリンよりも服用しやすい PTの測定(モニタリング)が必要ない ワーファリンは納豆など食事制限あるがNOACにはない ◯4... -
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未分画ヘパリンと低分子ヘパリンの違い
未分画ヘパリンと低分子ヘパリンの違い ヘパリンとは抗凝固薬の1つであり、血栓塞栓症やDICの治療、塞栓症の予防などに用いられる。ヘパリンは抗凝固因子であるアンチトロンビンを活性化させて抗凝固能を賦活化して凝固系を抑制する。 いわゆるヘパリ...