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動脈血栓症と静脈血栓症の違い
動脈血栓症と静脈血栓症の違い ◯動脈血栓症 (心筋梗塞発症のイメージ図) http://heart-clinic.jp/index.php?%E5%BF%83%E7%AD%8B%E6%A2%97%E5%A1%9E 動脈血栓症は上のイラストのように動脈壁に形成されていたプラークが破綻することに寄って血小板の... -
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アセリオ®はダラダラ投与しても効果は薄い
アセリオ®(アセトアミノフェン)には鎮痛効果、解熱効果が知られているが、添付文書をみると15分かけて投与することと記載されている。痛みを取りたいのであればだらだらいくのではなく添付文書通り15分で投与するほうが効果が得られる。 【アセリ... -
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破傷風ワクチン接種の適応
破傷風ワクチン(破傷風トキソイド)接種の適応 ■破傷風とは 嫌気性菌であるclostridium tetani(破傷風菌)が産生する神経毒素によって全身の強直性痙攣や弓なり反張をきたす重篤な疾患である。破傷風菌は芽胞の状態で土壌に生息しており、皮膚の創傷面... -
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経口血糖降下薬の使い分け
経口血糖降下薬の作用機序と使い分け ■ 経口血糖降下薬の適応 糖尿病治療はまず食事療法・運動療法からスタートするが、それでも血糖コントロール不良の場合は経口血糖降下薬の適応となる。 血糖コントロール不良とは以下のいずれか1つ以上が当てはま... -
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PT-INRの治療域と延長時の対応
◯ワルファリンはビタミンK依存性の凝固因子(Ⅱ因子、Ⅶ因子、Ⅸ因子、Ⅹ因子)を阻害することで抗凝固作用を示す。適応としては長期の臥床患者の静脈血栓症の治療や心房細動に寄る血栓形成の抑制、心臓人工弁置換術後の血栓の予防などである。 ◯ワルファリ... -
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ヘパリンとワルファリンの違い
ヘパリンとワルファリンの違い ヘパリンとワルファリンは共に抗凝固薬であり、凝固因子の働きを阻害して血栓形成を抑制する。ヘパリンとワルファリンは凝固カスケードにおいて作用する場所が異なる。 ヘパリン:アンチトロンビンを活性化してトロンビ... -
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NOACとワルファリンの違いと作用機序
noacの作用機序とワーファリンとの違い 非弁膜症性心房細動(NVAF)の患者では左房内で凝固系が亢進してフィブリン血栓が形成され、それが飛んで脳梗塞を生じることがある。それを予防するために抗凝固薬であるワルファリンが用いられ、これまでの臨床研... -
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抗血小板療法と抗凝固療法の違い(脳梗塞治療)
抗血小板薬と抗凝固薬の違い ■抗血小板薬 抗血小板とは血小板の凝集を抑える薬剤であり、主に動脈で作用を発揮する(動脈では血流が早く、乱流が起こりやすい。乱流は血小板の凝集を引き起こし、血栓を形成する。)血小板は内皮細胞が障害されて内皮下... -
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定型抗精神病薬と非定型抗精神病薬の違い
定型抗精神病薬と非定型抗精神病薬の違い 定型抗精神病薬(=第一世代抗精神病薬) 定型抗精神病薬とは強力なドーパミンD2受容体の遮断薬であり、中脳辺縁系ドーパミン神経系の機能亢進と関係する陽性症状に効果がある。しかし、中脳辺縁系だけでなく、... -
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ST合剤の作用機序
STが合剤なのはサルファ成分とトリメトプリムが微生物の葉酸合成経路を別々の機序で阻害するから。これによりシナジーが生まれて1+1は2以上になる現象。 葉酸合成系は人間にはなく、微生物のみにしか無いから有効に使える。微生物は葉酸合成系でテト...