感染症– category –
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感染症
エンデミック、エピデミックとパンデミックの違い
エンデミック(endemic)とは特定の地域で一定の頻度で繰り返される感染症のこと。風土病ともいう。流行が地域内に限定され、他の地域に拡大しない。例としては日本紅斑熱など。 エピデミック(epidemic)とはエンデミックよりも規模が大きくなり、広範囲... -
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国試に出そうな感染症のゴロ合わせまとめ
国家試験に出そうな感染症の覚え方まとめ コンテンツ ・生ワクチンの覚え方 ・不活化ワクチン ・定期接種の覚え方 ・検疫感染症の覚え方 ・1〜3類感染症の覚え方 ・2類感染症の出席停止期間の覚え方 【生ワクチンの覚え方】 ゴロ:生意気な風に豆ま... -
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莢膜とバイオフィルムの違い
莢膜とバイオフィルムの違い 違う概念であるが、似ている部分もあるので比較してみた。 ■莢膜とは 細菌の中にはその周囲を粘質な物質で覆っていることがあり、この粘質層と外界小野境界が明瞭な場合には莢膜と言い、外界との境界が明らかでない場合... -
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ブルジンスキー徴候とは何か
ブルジンスキー(Brudzinski徴候)とは 感染や出血などによって髄膜が刺激される時の症状を髄膜刺激症状というが、ブルジンスキー徴候とはその検査法の1つである。ブルジンスキー徴候には2つの方法がある。 1.仰臥位で首を曲げると膝や股関節が曲がる... -
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網内系とは何か
網内系(=細網内皮系)とは何か 貪食細胞と網目状の繊維からなる変わった構造をした組織の事であり、この網目の組織に単球やマクロファージといった貪食細胞が存在し、外からやってきた異物や細菌を貪食してくれるフィルター(関所)のような役割を担... -
感染症
プロカルシトニンはいつ測るべきか
◯プロカルシトニンとは プロカルシトニンとは血中カルシウムを低下させる働きのあるカルシトニンの前駆物質である。プロカルシトニンは通常であれば甲状腺で産生されるが、細菌、真菌などの感染症になると炎症性サイトカイン(IL1β、TNFα)の刺激により... -
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細菌性髄膜炎の原因菌の覚え方・ゴロ合わせ
細菌性髄膜炎(急性化膿性髄膜炎)とは 細菌によって引き起こされる髄膜炎であり、急激に発症し、適切に治療しなければ死に至ることもある。 症状としては発熱、嘔吐、意識障害などを呈し、髄液検査では好中球上昇、タンパク上昇、糖低下などの所見とな... -
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A群βとB群β溶連菌の違い
A群βとB群β溶連菌の違い 紛らわしいので整理。 写真出典:東京都感染症情報センター 連鎖球菌感染症はその溶血性や型によっていくつかのタイプに分類される。 ■溶血性の分類について α溶血(不完全溶血):溶血部の周囲が緑色になるβ溶血(完全溶... -
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偏性嫌気性菌と通性嫌気性菌の違いと覚え方
偏性嫌気性菌と通性嫌気性菌の違いと覚え方 嫌気性菌は文字通り、空気を嫌っている細菌であるが偏性と通性の2種類の細菌に分けることができる。偏性嫌気性菌は酸素が嫌いどころか、酸素があると死んでしまうタイプの嫌気性菌である。これは細胞内で酸化... -
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生ワクチンと不活化ワクチンの違いとゴロ合わせ
生ワクチンと不活化ワクチンの違い 多くの場合、人間は同じ感染症に二度かからないと言われているが、外部から同じ病原菌が体内に侵入した場合、初回感染に比べて病原体に特異的な免疫グロブリンというタンパク質が迅速に、そして大量に合成されるからと...