輸液– category –
-
輸液
乳酸リンゲル液と酢酸リンゲル液の違い
乳酸リンゲル液と酢酸リンゲル液の違い 【商品名】 乳酸リンゲル液→ソルラクト®、ラクテック®など 酢酸リンゲル液→ソルアセトF®、ヴィーンF®など 輸液製剤は浸透圧で分類すると等張電解質輸液と低張電解質輸液とに分けられる(下図参照)。等張電解質輸... -
輸液
高血糖で低ナトリウム血症になる理由
高血糖で低ナトリウム血症になる理由 低ナトリウム血症を見たときに、その原因として高血糖の有無は必ず確認しなければならない。高血糖では血糖値が100mg/dl上昇すると血漿ナトリウムは1.6mEq/dl低下し、血糖400以上の著明な高血糖では血糖値が100mg/... -
輸液
ショックへの輸液ではNaを多く、Kを少なくする理由
ショック患者への輸液ではNaを多く、Kを少なくする理由 輸液に入っているナトリウム量が血管内に残る水分量を規定する(Naが多いほど浸透圧も高くなるため水が引っ張られて血管内に残る)。よって血圧が低下している患者にはNaの多い輸液製剤を投与する... -
輸液
有効循環血液量とは何か
有効循環血液量とは何か 有効循環血液量とは動脈系に存在する血液量のことであり、組織灌流において重要な役割を果たしている。全身の末梢組織に酸素・栄養を運ぶのは動脈であって静脈ではないゆえに動脈の血液量を有効循環血液量と定義している。 有効... -
輸液
Na量とNa濃度の意義の違い
Na量とNa濃度の意義の違い ・体内のNa量は細胞外液量を規定する Naには水を引っ張る力があるのでNaが多ければ細胞外液量も増えるし、Naが少なければ細胞外液量は減る。細胞外液量が増えればいわゆる浮腫の状態、細胞外液量が減れば脱水。つまり、浮腫や... -
輸液
急性低ナトリウム血症の初期治療
急性低ナトリウム血症への対応 低ナトリウム血症では血漿浸透圧が低下することにより血液中から細胞へ水がシフトし、脳浮腫を引き起こしうる(致死的)。神経症状が出現している場合は速やかに補正を開始する必要がある。 ・脳ヘルニアの危険がある場... -
輸液
細胞外液量の評価と低Naの鑑別
低ナトリウム血症へのアプローチ 画像参照:琉球大学 医学部PBL勉強会 低ナトリウム血症を見たらまずは血漿浸透圧で高張性低ナトリウム血症、等張性低ナトリウム血症を除外。浸透圧280mOsm/l以下であれば低張性の本物の低ナトリウム血症。 そして更... -
輸液
高張性、等張性、低張性低ナトリウムの違い
低ナトリウム血症をみたらまずはその低ナトリウムが高張性なのか等張性なのかはたまた低張性なのか確かめる。なぜなら低張性低ナトリウムでは脳浮腫を起こし非常に危険であるため緊急度・対応方法が違ってくるからである。 まず血漿浸透圧が280mOsm/L... -
輸液
輸液の投与スピードについて(メモ)
輸液の目的は脱水状態や電解質バランスの異常を整えること。 【最初の投与スピード】 まずどのぐらいのスピードで輸液をするべきなのかは患者の重症度で異なってくる。 ・ショック状態の患者:等張液(生理食塩水や乳酸リンゲル)を500〜1000ml/時で投与... -
輸液
1号液(開始液)と3号液(維持液)の違い
1号液(開始液)と3号液(維持液)の違い ●1号液と3号液は生理食塩水とブドウ糖液を混ぜたもの まず大きく分けて生理食塩水と5%ブドウ糖液の2つがある。 生理食塩水はNaが154mEq/L含まれており輸液製剤の中ではNaが最も多い。Naは浸透圧で水を...