適応– category –
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急性胆嚢炎の診断基準と入院適応
急性胆嚢炎の診断基準 急性胆嚢炎・胆管炎診療ガイドラインによると… 【急性胆嚢炎の診断基準】 ・マーフィーサインなどの腹部所見 ・発熱、CRP上昇、白血球上昇などの炎症反応 ・腹部CTや腹部エコーなどの画像検査 この3つを満たしているものを急性胆... -
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便培養をいつ取るか
便培養の適応 便培養とは便に含まれる微生物を培養し、分離同定することであり感染性腸炎の原因菌の診断に必要になる。感染性腸炎には主にウィルス性の腸炎と細菌性腸炎とがあるが、ウィルス性腸炎の場合、細菌ではないので培養は出来ない。よって、便培... -
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肺炎疑いで胸部CTを取るべきかどうか
肺炎が疑われる患者において胸部CTの適応は? 肺炎の診断は ◯臨床症状(咳、痰、呼吸苦など) ◯血液検査(WBCやCRPなど炎症反応の上昇) ◯画像検査(X線やCTでの肺炎像) ◯抗原検査(肺炎特異的な尿中抗原、喀痰抗原) などを合わせて行われる。 つま... -
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感染性腸炎で抗菌薬治療を考える時
感染性下痢症に抗菌薬は必要なのか。 感染性腸炎の原因は大きく分けてウィルス性と細菌性とがある。 抗菌薬は細菌を殺す薬なので当然であるがウィルス性腸炎には効かない。 逆に細菌性の腸炎であれば全例抗菌薬を使っていいのかというとそういうわけでも... -
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ロキムコとは何か(→NSAIDS潰瘍の予防)
ロキムコとは何か ロキムコとはロキソニン+ムコスタを合わせた俗語。 NSAIDS鎮痛薬であるロキソニンは胃粘膜障害をしてしまうので、それを保護する意味合いで胃薬であるムコスタ(レバミピド)が一緒に処方されることが多い。ムコスタは胃粘膜でのプロ... -
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ICUでのストレス潰瘍の予防とその適応
ストレス潰瘍とは身体的および精神的にに何らかのストレスがかかることにより上部消化管に潰瘍が生じることを言う(文字通り)。ICUに入室するような患者では高度に身体的な侵襲を受けており、さらにそれに対する治療によっても医原性な侵襲が加わっている... -
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髄膜炎疑いの患者に頭部CTは必要か
髄膜炎患者に頭部CTは必要なのか 発熱と頭痛を主訴に来院して項部硬直が陽性の場合、髄膜炎を強く疑い腰椎穿刺をして確定診断をすることになるが、髄膜炎患者には頭部CTが必要なのだろうか。 答えはYESで、腰椎穿刺をする前に頭部CTを取って頭蓋内圧を... -
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救急外来でめまい患者に頭部CTを撮る意義
めまいを主訴に救急外来に来られる患者にほぼルーチンで頭部CTが取られることがある。が、頭部CTで問題がないからといって頭蓋内に病変がないと言えるものでもない。 頭部CTを取る意義は主に次の3点である。 ・脳出血がないか ・大きな脳梗塞がないか ... -
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一時的ペーシングをいつ行うか
◯一時的ペーシングとは 洞不全症候群や房室ブロックなどによって症候性徐脈(徐脈によりめまいや失神、ふらつきなどの症状が現れること)が生じる場合、電気的に心筋を刺激して心拍数を増加させる一時的ペーシングが行われる。 一時的ペーシングは名前の通... -
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頚椎カラーの解除基準
頸部より上の外傷の場合、頸椎損傷、脊髄損傷を念頭に置きながら対応する。救急搬送の場合は頚椎カラーで固定された状態で搬送されてくることが多い。頸椎、脊髄の保護は仰臥位で正中中間位として他動的な負荷をかけないようにするのが基本。また、体位変...