代謝内分泌– category –
-
代謝内分泌
先端巨大症で高リン血症になる機序
先端巨大症で高リン血症になる機序 先端巨大症とは成長ホルモンが過剰に分泌されて骨・軟部組織の異常な発育と代謝異常をきたす疾患である。成長ホルモンは軟部組織だけでなく臓器も肥大させてしまい、たとえば心臓が肥大して心機能が落ちたり、甲状腺が... -
代謝内分泌
肝硬変で低ナトリウムになる機序
肝硬変で低ナトリウムになる機序 肝硬変ではアルブミンの産生能が低下することにより膠質浸透圧が低下し、水が間質に移動する。それにより血管内が脱水状態となり、代償的に水を血管内に増やそうとする機構が働く。 一つはアルドステロンによる遠位尿細... -
代謝内分泌
ACTHの過剰で色素沈着を起こす機序
ACTHの過剰で色素沈着を起こす機序 クッシング症候群のようにACTH(副腎皮質刺激ホルモン)を過剰に分泌する疾患では皮膚粘膜に色素沈着が起こることがわかっている。皮膚の色素というのはメラニン産生細胞がメラニン色素を産生することにより生じている... -
代謝内分泌
副甲状腺機能低下症で脳内石灰化を起こす機序
副甲状腺機能低下症で脳内石灰化を起こす機序 副甲状腺機能低下症とは自己免疫異常などにより副甲状腺からのPTH分泌が低下し、低カルシウム、高リンをきたす病態をいう。 血中Ca濃度が低下するのに大脳基底核や大脳白質内に異所石灰化像を認める。石灰化... -
代謝内分泌
ループ利尿薬の作用機序と低カリウムになる理由
ループ利尿薬の作用機序と副作用で低カリウムになる理由 ループ利尿薬(フロセミド、ブメタニド、トラセミド) ループ利尿薬はヘンレのループの上行脚のNa+-K+-2Cl-共輸送体を阻害してNaの再吸収を抑制してNa利尿を引き起こす。Na利尿とはNaの再吸収を抑制... -
代謝内分泌
甲状腺クリーゼの治療で無機ヨードを用いる理由
甲状腺クリーゼ治療:無機ヨードの作用機序 甲状腺クリーゼとはバセドウ病などの甲状腺の基礎疾患を有する患者が感染症や外傷などが加わったときに発生する病態。クリーゼの症状としては中枢神経症上、発熱、頻脈、発汗、消化器症状を呈し、死亡率は20... -
代謝内分泌
慢性腎不全で低カルシウム血症になる機序
慢性腎不全で低カルシウム血症になる機序 慢性腎不全になると糸球体濾過量が低下し、リンの排泄ができなくなるので高リン血症になる。すると副甲状腺からPTHが分泌されて高リン血症を解消するが、腎不全が進行するにつれて代償できなくなる。 高リン血症... -
代謝内分泌
バセドウ病で限局性の粘液水腫が生じる理由
バセドウ病で限局性の粘液水腫が生じる機序 バセドウ病とは甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、甲状腺機能亢進となる疾患である。甲状腺に対する自己抗体TSH受容体抗体(TRAb)が原因と考えられている。 頻度はあまり高くないが、粘液水腫が下肢前頸骨部や... -
代謝内分泌
尿細管性アシドーシスで低カリウムになる機序
尿細管性アシドーシスで低カリウムになる機序 尿細管性アシドーシスは障害部位によって近位型(2型)と遠位型(1型)の二つに分けられる。近位型では重炭酸イオンの再吸収障害で、遠位型ではプロトンイオンの排泄障害により体内が酸性に傾きアシドーシ... -
代謝内分泌
SIADHで尿量低下しない機序
SIADHで尿量低下しない理由 SIADHとはADHつまりバソプレシンが過剰に産生されてしまう病態であるが、バソプレシンの働きにより集合管から水が再吸収されて血中Na濃度が低下する。単純に考えれば集合管からの水の再吸収が亢進するので尿量が低下しそうで...