血液– category –
-
血液
鉄欠乏性貧血で血小板高値になる理由(メモ)
鉄欠乏性貧血で血小板高値になる理由 鉄欠乏性貧血によって腎臓がエリスロポエチンの産生を促進する。エリスロポエチンとトロンボポエチンの分子構造はにているのでエリスロポエチンによって血小板も増加してしまうと考えられている。 -
血液
鉄芽球性貧血で環状鉄芽球が見られるのはなぜ?(メモ)
鉄芽球性貧血で環状鉄芽球が見られるのはなぜ? ヘムの合成は赤芽球のミトコンドリア内で行われるが、鉄芽球性貧血では合成経路のいずれかが障害され、ミトコンドリア内で鉄が利用されずにたまっていく。それが環状鉄芽球として認められるのである。ちな... -
血液
骨髄繊維症で類白血病反応を起こす機序
骨髄繊維症で類白血病反応を起こす機序 類白血病反応とは白血病以外の何らかの原因により末梢血の所見が白血病とにた状態になることを言う。 骨髄繊維症は骨髄において異常造血幹細胞が出現し、サイトカインにより繊維芽細胞を増殖させ、骨髄内をコラー... -
血液
骨髄性白血病でアウエル小体が見られる理由
骨髄性白血病でアウエル小体が見られる理由 Auer小体とは白血病細胞の細胞質内に見られる針状構造の封入体。アズール顆粒が融合したものをアウエル小体と呼ぶ。auer小体が集合して束になるとファゴットと呼ばれる(faggotとは英語で薪の束という意味。)... -
血液
急性リンパ性白血病の寛解導入療法で腎不全になるのはなぜか
急性リンパ性白血病の寛解導入療法で腎不全になるのはなぜか 急性白血病の寛解導入療法では大量の白血病細胞が急速に破壊されるので、腫瘍細胞の中の核酸(DNA、RNA)が放出され核酸成分のプリン体により高尿酸血症をきたす。またそれに伴う尿路結石、急... -
血液
発作性夜間ヘモグロビン尿症で早朝のコーラ尿が見られるのはなぜか
発作性夜間ヘモグロビン尿症で早朝のコーラ尿が見られる機序 発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)とは後天的に出現した異常造血幹細胞によるクローン性疾患である。PNH血球では特定の蛋白質を血球細胞膜につなぎ止めるGPIアンカーに異常が起こり、血球... -
血液
赤血球浸透圧抵抗減弱とは何か
赤血球浸透圧抵抗減弱とは何か 赤血球浸透圧抵抗減弱とは遺伝性球状赤血球症(HS)にみられる特徴的な検査所見である。なぜHSでは赤血球浸透圧抵抗が減弱するのだろうか。 遺伝性球状赤血球症とは、赤血球の膜の細胞骨格を形成する分子の異常により、正... -
血液
血漿鉄消失時間とは何か
血漿鉄消失時間とは何か 血漿鉄消失時間(PIDT:plasma iron disappearance time)とは放射性同位体で標識した鉄を静脈注射し、その鉄が血漿から消えるのにどのぐらいの時間を要するかを測定する試験である。一般的には半分の量になるまでの時間を計り、、PI... -
血液
ヘプシジンとは何か
ヘプシジンとは何か勉強してて気になったので調べてみました。メモ。 ■ ヘプシジンは20世紀の終わりに発見されたホルモンであり、肝臓で産生され、鉄の吸収を抑制する働きを持つ事が知られている。ヘプシジンはフェロプルチンという物質と相互作用し... -
血液
リンパ性白血病と悪性リンパ腫の違い
リンパ性白血病と悪性リンパ腫の違い リンパ性白血病とはリンパ系細胞が腫瘍化し、末梢血や骨髄中で認められるもの。一方、悪性リンパ腫とは腫瘍細胞がリンパ節などのリンパ組織や皮膚などのリンパ節外組織などにとどまり、増殖して腫瘤を形成するもの。...