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特発性血小板減少性紫斑病で巨核球が増える機序
特発性血小板減少性紫斑病で巨核球が増えるメカニズム 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)とは何らかの機序で血小板に対する抗体が産生され、それにより血小板が破壊されて減少する疾患である。ITPの診断として髄液検査にて巨核球の増加が一つの重要... -
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特発性血小板減少性紫斑病で免疫グロブリン大量療法を行う理由
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)で免疫グロブリン大量療法を行う理由 特発性血小板減少性紫斑病とは何らかの機序により血小板に対する抗体が産生され、血小板が破壊される疾患である。緊急に止血を要する場合や手術や分娩など止血管理が求められる場合に... -
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溶血性尿毒症症候群で抗菌薬禁忌の理由
溶血性尿毒症症候群で抗菌薬禁忌の理由 溶血性尿毒症症候群(HUS)とはTTPのように血小板血栓が多発し、血小板減少と臓器症状をきたす疾患である。原因はOー157の産生するvero毒素による血管内皮障害である。血小板減少、溶血性貧血、急性腎不全... -
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破砕赤血球の原因と鑑別
破砕赤血球の原因と鑑別 破砕赤血球とは・・・赤血球が物理的な力により破壊されたときに出現する赤血球の断片である。原因として考えられるものとしては、TTP、DIC、HUS、人工弁置換などが考えられる。 meddic.jpより引用 TTP:血栓性血小板減少性... -
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洗浄赤血球とその適応
洗浄赤血球とその適応 病気が見える曰く・・・「濃厚赤血球を生理食塩水で3回洗浄することにより、血漿が1/100に減少している血液製剤。血漿成分へのアレルギーがある場合などに用いる。」 具体的な適応としては発作性夜間ヘモグロビン尿症がある。 発... -
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シリング試験陽性とは
シリング試験のメカニズム シリング(Schilling)試験とはビタミンB12が体内に吸収されるかどうかを調べる試験である。放射性同位体のコバルトで標識したビタミンB12を経口投与する。二時間後に、普通のビタミンB12を大量に筋肉注射する。 二時間... -
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遺伝性球状赤血球症でMCHCが高値となる機序
遺伝性球状赤血球症でMCHCが高値となるメカニズム 遺伝性球状赤血球症とは…細胞骨格を構成する分子の異常によって赤血球が球状になってしまう遺伝疾患。赤血球は通常円盤状であるが、この疾患では球状となってしまう。 MCHCが高値を示すのは、赤... -
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Ham試験と砂糖水試験について
Ham試験と砂糖水試験のメカニズムについて ともに発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)を調べるための検査法である。PNHとは血液細胞の補体感受性が亢進していて、血管内溶血を起こしてしまう疾患。貧血や黄疸などの症状がみられる。 Ham試験とは・・... -
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赤血球連銭のメカニズム
赤血球連銭の機序 原発性マクログロブリン血症の抹消血では過粘稠度症候群により赤血球が連なったコインのようにみえることがある。(IgMを大量に作るので血液がドロドロになる) 赤血球連銭とは英語でrouleaux formationと書くが、rouleauxとは「コイン... -
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単クローン性と多クローン性高γグロブリン血症の違い
単クローン性と多クローン性高ガンマグロブリン血症の違い 健常人の血漿蛋白を電気泳動をすると以下の模式図のような順番になる。 左から順番にalbumin、αグロブリン、βグロブリン、γグロブリンの順番になっている。左に+極があるのでアルブミンは+...